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ノキアCEO、マイクロソフトから「数十億ドル」単位の売上を期待[動画]

2011.02.14

Updated by Michi Kaifu on February 14, 2011, 08:34 am JST

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先週金曜日、ノキアがスマートフォンOSとしてWindows7を採用すると発表。その後ノキアの株価が下がったり、従業員が反発するなど、混沌としているが、MWC開幕前夜の記者会見にて、ノキアCEO Stephen Elop(スティーブン・イロップ)が、このディールの戦略的価値について弁護。メディアの理解を求めた。

<会見の要点>

  • ノキアはアンドロイドとも話をしたが、これを断った。マイクロソフトが組むことで、従来の2大勢力の寡占が崩れ、業界に新しいバランスが生まれる。
  • ノキアのチームへの貢献は、こうした「勢力を大きく変化させる重み」に加え、位置関連など、多くの独自技術を持ち込むことである。
  • ノキアはマイクロソフトに通常どおりのロイヤリティを支払うが、こうした貢献への見返りとして、マイクロソフトからノキアに対しても種々の金銭的支払いをすることになっており、それは数十億ドルの単位になる。

▼イロップ氏会見ハイライト

記者からは、イロップ氏はマイクロソフト出身であるため、ノキアに送り込まれた「トロイの木馬」ではないか、あるいは従業員が反発にはどのように対策するのか、など、厳しい質問が飛んだが、前者には「自分の持株は、規約に違反しない範囲で徐々に売却しており、現在はわずかしか持っていない」、後者には「この戦略決定はトップだけで決まったことであるため、これから時間をかけて従業員と対話していく」と返答していた。

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海部美知(かいふ・みち)

ENOTECH Consulting代表。NTT米国法人、および米国通信事業者にて事業開発担当の後、経営コンサルタントとして独立。著書に『パラダイス鎖国』がある。現在、シリコン・バレー在住。
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