MWC開幕前日、プレス向けイベント「ShowStopper」では、展示会本番で埋もれがちなベンチャーや中堅プレイヤーが数多く出典し、競って存在をアピールした。
ビデオ会議、ショッピング・アプリ、位置情報サービスなど各種ある中で、「iPhone、Android、Blackberryと、すべて対応するのは開発者が大変なので、それをなんとかするためのツール」が固まって出ていたのが印象に残った。
Mobiusでは、ウェブベースでもアプリ特有の機能を加えることができ、個々のSDKを入手する必要なく、例えば従来アプリでなければ実現できなかった重力センサーを、同社経由のウェブアプリとして開発できる。
▼Mobius社 デモンストレーション
Conduitは、「ドラッグ・アンド・ドロップ」で複数OSにアプリを流し込める、いわば「共通の入り口」としてバックエンドを提供。アクセス解析などの効果計測やアプリ売上の配分なども行う。
▼Conduit社 デモンストレーション
閉鎖性の高いアップルの音楽やアプリを、iOS以外の端末でも利用できるようにする、ということは大きなポイントであり、NewBayでは、複数OSのコンテンツをクラウドに一旦吸い上げ、そこから利用させるサービスを提供している。これは、キャリア向けに「ホワイトラベル」で提供されている。
▼Newbay社デモンストレーション
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ENOTECH Consulting代表。NTT米国法人、および米国通信事業者にて事業開発担当の後、経営コンサルタントとして独立。著書に『パラダイス鎖国』がある。現在、シリコン・バレー在住。
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