展示会2日目、ワイヤレス業界随一のイケメンCEOであるクアルコムのポール・ジェイコブス氏が記者会見を行い、同社の最近の動きと今後の戦略ポイントについて語った。
同社は、スマートフォン・タブレット向けにSnapdragonチップが売れまくっており、新興国での3G展開に伴う3G端末の数量増加も合わせ、売れ行きは好調。新たにさらに高速な(2.5GHz)マルチコアのSnapdragonを発表し、モバイルゲーム端末向けに最適化したグラフィックチップ、マルチモードの無線モデム、さらに開発中のMirasolディスプレイなどについても説明した。
ここでも、端末の性能向上と消費電力低下に加え、セル・エッジでのハンドオフ効率の向上により、ネットワーク全体の効率を上げ、キャリアのコスト削減を図っていることが指摘され、「トラフィック混雑対策」の共通テーマが見て取れる。
会見の動画はこちらの記事で紹介されている。
クアルコムCEO ポール・ジェイコブズ氏記者会見[動画]
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ENOTECH Consulting代表。NTT米国法人、および米国通信事業者にて事業開発担当の後、経営コンサルタントとして独立。著書に『パラダイス鎖国』がある。現在、シリコン・バレー在住。
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