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2Dのスマートフォンを3Dに変えるSpatial View

2011.02.18

Updated by WirelessWire News編集部 on February 18, 2011, 00:21 am JST

カナダのベンチャーが集まっている一列で、最も人々が足を止めているのが取材準備編で取り上げた「3DディスプレーのSpatial View」の小さなブースだ。隣には同じく準備編で取り上げた「ジェスチャー入力のGestureTek」のブースがあるのだが、こちらは機材が不調だったようで、何度か覗いてみたが、何のデモもしておらず、説明員が不在のこともあった。裸眼3Dは、通りかかっただけでも立体に見えるので、足を止めるにはよいデモだったようだ。

▼iPhone用のシート(「スライド」と呼ぶレンズのシート)
SpatialView.jpg

要するに昔からお菓子のおまけなどにもついていたが、ギザギザ(デコボコ)のプラスティックを、細かいストライプで交互に描かれたものの上に置くことで、左右の目に別々の画像を見せることによって立体に見えるというものではあるが、「スライド」1枚で手持ちのiPhoneがそのまま3D化できる。Android版は4月頃になるそうだ。

PC版(3DeeScreen)はもう少し凝っている。Webカメラなどを装着し、Web会議をするように自分の顔を写すと、アプリケーションが見ている自分の目の位置を追跡するという。まず、画面の正面に立ってしばらく静止していると、カメラがこちらの両目の場所を特定するようで、きちんと3Dに見えていなかった画像が、ピントがぴたっと合うように急に綺麗な3D画像に見えるようになる。目の動きは上映中も追いかけてくれる。顔の位置が前後左右に動いたら、映像の方も反対側に少しだけシフトさせてくれるので、3Dに見え続ける。もちろん仕掛けはiPhoneの小型画面と同じ「スライド」の利用なので余り大きく動くと追随できないようだ。それでも顔を左右に動かしても3Dに見えたままということは来訪者の驚きを呼ぶようで、感嘆の声を上げる人もいた。日本メーカーを含め、ラップトップやデスクトップへの搭載を促しているとのこと。

3Dコンテンツを100タイトル以上集めたというサイト「3DeeCentral」を運営していることが成功のカギだと思っているようで、しきりに見るよう勧められた。

▼普通の映像を「スライド」越しに見ると縞々になる
SpatialView2.jpg

文・幸野百太郎(テレコム分野の仕事に従事)

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