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2月末の事業者別契約数、ウィルコムが反転攻勢で3万近い純増へ

2011.03.08

Updated by WirelessWire News編集部 on March 8, 2011, 10:20 am JST

TCAは2011年3月7日、2011年2月末の携帯電話・PHSの事業者別契約数を発表した。携帯電話事業者の純増数では、ソフトバンクモバイルが11カ月連続で首位をキープ。PHSではウィルコムが1年8カ月ぶりに純増を記録した。

携帯電話の総契約数は1億1823万4800で、前月比0.6%の増加となった。純増数を事業者別に見ると、NTTドコモが18万2900(前月は13万4000)、KDDIが14万3000(同6万7000)、ソフトバンクモバイルが27万100(同24万600)となり、大手3事業者は春の商戦期を目前に着実な純増を獲得した。ソフトバンクモバイルは11カ月連続の首位ながら、携帯電話全体の純増に占める純増シェアは41.5%にとどまり、快進撃の中では2010年4月の40.6%に次ぐ低い純増シェアとなった。NTTドコモ、KDDIともに、スマートフォンでの攻勢をしかけてきており、一番人気のiPhone 4もモデル末期が近づき神通力がやや弱まってきていそうだ。

イー・モバイルは5万4800(前月は8万1500)と若干の減速。NTTドコモのLTEサービス「Xi」は6800の純増で総数も1万1700契約に増えた。

今月は、PHSののウィルコムが純増に転じたことが大きなトピック。12月にソフトバンクグループとして再出発した際の、3カ月で純増を実現するという約束を果たしたことになる。2011年2月は2万9600の純増で、総数を367万7000へと戻した。ウィルコムが純増になったのは、2009年5月に7000の純増を記録して以来のことだ。

ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)のUQコミュニケーションズは、7万5300の純増で総数を67万5600契約にまで伸ばした。前月の7万5900の純増に若干及ばなかった。年度末までに80万契約を達成するという目標の到達には、3月に単月で過去最大となる12万を超える純増数の確保が必要にな状況となった。

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【報道発表資料】
2011年02月末現在 事業者別契約数

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