拡がるAndroidの世界 - 米ベンチャーが腕時計サイズのウェアラブル端末発表
2011.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2011, 09:53 am JST
2011.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2011, 09:53 am JST
WIMM Labsというベンチャー企業が米国時間2日、「WIMM Wearable Platform」というAndroidベースのウェアラブル端末と対応アプリのコンセプトを発表した。
腕時計のように身につけたり、クリップで服に取り付けて使用することが可能なこの端末は、667MHzで動作するプロセッサ、タッチパネル式の1.4インチ液晶画面、最大で32GBのメモリーなどを搭載し、Wi-FiやBluetoothに対応、加速度センサーや磁気センサ(magnetometer)も内蔵されるという。
この端末は、グーグル(Google)のAndroid OSをベースに作られたソフトウェアで動作し、Android搭載スマートフォンやタブレットのほか、iPhone/iPadやBlackBerry端末にも対応し、これらの機器と連動して、電話の着信記録やテキストメッセージ、カレンダー情報の確認などができるという。
WIMM Labsは同製品の技術を他のメーカーにライセンス提供する考えで、自社での製造・販売は行わないという。
WIMMの製品と同様のウェアラブル機器はこれまで複数のメーカーが投入してきており、最近でもブルースカイ(Blue Sky)というイタリアのメーカーが「i'mWatch」ブランドの腕時計型Android端末を発表していた。
GigaOMによれば、これらの機器ではスマートフォンなどとの接続具合が使いやすさを分ける鍵のひとつとなるという。その点で、Bluetoothに加えてWi-Fi接続も可能なWIMMの製品には大きなアドバンテージがあり、また端末同士で通信するアプリケーションの可能性なども考えられると指摘している。
【参照情報】
・Wi-Fi plus Android apps make for a smarter watch - GigaOM
・WIMM Wearable Platform Unveiled to Usher in New Era of Innovation - Businesswire
・imWatch
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