アップルが販売台数首位、成長率ではサムスンに軍配 -第2四半期の世界のスマートフォン市場(IDC調べ)
2011.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2011, 10:35 am JST
2011.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2011, 10:35 am JST
米調査会社のIDCは4日、今年第2四半期(4-6月期)の世界におけるスマートフォン販売台数について、2034万の「iPhone」を販売したアップル(Apple)が首位に立ったと発表した。この数字は、前年同期の840万台に比べて141%の増加になるという。
アップルに続く第2位は、「Galaxy S」が好調なサムスン(Samsung)で、同社のスマートフォン出荷台数は、前年同期の360万台から1730万台と、380%もの成長を記録。IDCでは、もともとハイエンド向け端末として出発した「Galaxy S」がマス市場でも好調な成績を残したこと、頻繁に新端末のリリースやアップデートが行われたことがプラスに働いたと分析している。
いっぽう、前年同期に2400万台のスマートフォンを出荷し、市場シェアのおよそ4割を占めていたノキア(Nokia)は、出荷台数を1670万台に落とし、アップル、サムスンに続く第3位となった。また、前年同期に1120万台を出荷し第2位につけていたリサーチ・イン・モーション(Research In Motion : RIM)も1240万台とわずか10%増にとどまり、第4位に転落したという。
スマートフォン市場全体の出荷台数は1億650万台で、前年同期比65%の伸びとなった。またIDCでは2011年のスマートフォン市場について前年比55%の成長を見込んでいるという。
[出典:IDC]
【参照情報】
・Apple top smartphone seller, Samsung gaining - GigaOM
・Apple Rises to the Top as Worldwide Smartphone Market Grows 65.4% in the Second Quarter of 2011, IDC Finds - IDC
・【図・グラフ】スマートフォン世界市場、アップルが営業利益全体の3分の2を独り占め(4-6月)
・アップル、ついにスマートフォン販売台数トップに - サムスン、ノキアを押さえて(米調査会社)
・米スマートフォン市場、OS別ではAndroidが、メーカー別ではアップルがそれぞれ首位に(ニールセン調査)
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