Updated by WirelessWire News編集部 on August 11, 2011, 11:19 am JST
WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部
フェイスブック(Facebook)は米国時間9日、iPhoneおよびAndroid向けに、リアルタイムでメッセージのやりとりを行うことができるメッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」をリリースした。このアプリはまず米国およびカナダでリリースされ、他の地域でも間もなく利用できるようになるという。
フェイスブックでは2008年からチャット機能を提供、またiPhoneやAndroid向けおアプリもすでに存在しているが、これまでのチャット機能では、ユーザーは利用に際してまずフェイスブックアプリを立ち上げる必要があり、メッセージの送信先もフェイスブック利用者に限られていた。
今回リリースされた「Facebook Messenger」アプリはチャット機能に特化しているため、よりスムーズなメッセージの送受信が可能であるほか、携帯電話に登録されている連絡先にあてて、携帯メールとしてメッセージを送信することも可能だという。また、グループチャットにも対応し、写真や位置情報などをメッセージに添付でき、さらに「9to5Mac」によると、このアプリにはAndroid、iPhoneの両方に対応するビデオ会議機能が含まれるという。
GigaOMでは「フェイスブックの将来は、いかにモバイルユーザーを取りこめるかにかかっている」とし、「Facebook Messenger」がモバイル分野に積極的に投資をしていこうというフェイスブックの意志の表れだと指摘している。
なお、フェイスブックは3月にグループテキストメッセージの「Beluga」を買収、また先月には、スカイプ(Skype)との業務提携を発表していた。
【参照情報】
・Facebook gets into texting game with Facebook Messenger – GigaOM
・Facebook Offers App for Mobile Messaging – WSJ.com
・Facebook’s Messenger app hides a dirty little secret: Video conferencing – 9 to 5 Mac
・フェイスブック、スカイプのビデオ通話機能を統合 – 全世界7億5000万人が対象に
・マイクロソフト、スカイプ買収を正式発表 – ウェブでみつけたさまざまな反応(編集担当メモ)
・[Pickup]たかがテキスト、されどテキスト – 海外でのメッセージングサービスの現状