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サムスン、米ユニバーサル・ディスプレイと提携 - 省電力OLED技術をライセンス

2011.08.24

Updated by WirelessWire News編集部 on August 24, 2011, 10:15 am JST

韓国サムスン・グループの携帯端末用ディスプレイ・メーカー、サムスン・モバイル・ディスプレイ(Samsung Mobile Display)が現地時間23日、米ユニバーサル・ディスプレイ(Universal Display:以下、ユニバーサル)と提携したことを明らかにした。両社は次世代の有機ELディスプレイ(OLED)開発で協力していくという。

ユニバーサルでは、OLEDパネルに使用される発光材料に関連したさまざまな特許を保有しており、サムスンはこれらの技術についてのライセンス提供を受けるほか、ユニバーサルから一定量の材料を調達することになるという。

画面表示の鮮明さなどの点で、液晶パネルに対して有利とされる有機ELディスプレイだが、ユニバーサルの技術を用いた製品は他社製のOLEDに比べて、消費電力が4分の1程度に抑えられるという。

スマートフォンやタブレット端末市場での競争が激化するなかで、製品の差別化要因のひとつとしてOLEDへの需要が高まってきている。また実際に、ヒット商品となったサムスン「Galaxy S II」の魅力のひとつとして同機に採用されているスーパーAMOLEDプラス(Super AMOLED Plus)ディスプレイを挙げる見方もある。同時に、モバイル端末の高機能化が進むなかで、バッテリー性能(駆動時間の長さ)もより重要な問題となってきている。

【参照情報】
Samsung JV Forms Alliance With Universal Display - WSJ.com
Samsung, Universal Display team on greener OLEDs - Electronista
Universal Display Rallies Ahead Of New Samsung Supply Deal - Forbes
Universal Display Corp.
サムスン「Galaxy S II」、85日間で500万台を販売 - 8月にはいよいよ米国市場へ
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