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3Gは首都圏でも地方主要都市でもauが最速、MMD研究所が調査

2011.09.05

Updated by Naohisa Iwamoto on September 5, 2011, 19:04 pm JST

MMD研究所は2011年9月5日、スマートフォンの3G回線の速度実測調査の結果を発表した。それによると、首都圏でも地方主要都市でも、ともにau(KDDI)が最もスピードが速い結果が得られたという。

調査では、au(AQUOS PHONE IS11SH)、NTTドコモ(GALAXY S SC-02B)、ソフトバンクモバイル(iPhone4)のスマートフォンを用いて速度の実測調査を行った。測定スポットは、池袋や新宿、渋谷の首都圏と、札幌、仙台、金沢、名古屋、大阪、高松、広島、博多の各都市。その結果、auはほとんどの地点で上り/下りともに3社の端末の最高値を記録した。auのWIN HIGH SPEEDは、各地点で安定して下り3Mbpsを超える速度を記録しており、他の2社を引き離した。

また、参考調査としてWiMAXに接続可能な「htc EVO WiMAX ISW11HT」(au)でも実測したところ、おおむね下り5~6Mbps、上り1.5~2Mbpsの数値が得られた。特に関西地区では梅田駅で下りが14.112Mbps、なんば周辺で下り16.182Mbpsを記録し、3Gの5倍程度の高速データ通信を実現していることがわかった。

【報道発表資料】
首都圏、地方主要都市ともに3G回線スピードでは、auが首位に

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。