HTCもWindows Phoneの新端末を発表 - マイクロソフト幹部、強気の見通し
2011.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2011, 10:01 am JST
2011.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2011, 10:01 am JST
日本では8月下旬にauからWindows Phone OSの最新版(ver. 7.5「Mango」)を搭載する東芝の「IS12T」が発売されたが、海外でも徐々に動きが活発化しているようだ。
HTCは欧州時間1日にベルリンで行われていた「IFA 2011」トレードショーで、「Titan」ならびに「Radar」という2つのWindows Phone OS(WP)搭載端末を発表した。
いずれもOSに「Mango」を採用するが、Titanは4.7インチの液晶画面が特徴で、1.5GHzで動作するプロセッサならびに800万画素の背面カメラを搭載、いっぽうRadarは3.8インチ液晶画面、1GHzプロセッサ、500万画素の背面カメラを搭載。いずれもMangoからサポートされた前面カメラも内蔵されている。価格についてはTitanが599ユーロ(約850ドル)、Radarは399ユーロ(約567ドル)で欧州市場で10月1日に発売になるという。
IFAでは、マイクロソフトでWindows Phoneのマーケティング部門を率いるアチム・バーリ(Achim Berg)氏が、Winodws Phoneの今後の見通しについて、調査会社ガートナー(Gartner)やIDCが発表していた「2015年に世界市場シェア約20%」という予想に言及し、今後2〜3年でこの数字を上回るシェアを獲得できるとの強気の見方を示した。同社では、HTCをはじめとするさまざまなハードウェア・メーカーととも広告などのマーケティング活動を行う予定があるほか、小売店頭に配置する営業人員のトレーニングを世界で実施していくという。
Windows Phone OSについては、2月に戦略提携を発表したノキア(Nokia)のほか、HTC、デル、エイサー(Acer)、サムスン(Samsung)、富士通、ZTEなどが対応端末の開発を表明している。
なお、「Mango」ではマルチタスク化やウェブブラウザの強化、FacebookやTwitterなどソーシャル機能の統合など500以上の機能改善や新機能追加が行われる予定。
【参照情報】
・Microsoft: Windows Phone May Exceed Forecasts - Bloomberg
・HTC Unveils Two New Windows Phones, Both With Front-Facing Cameras for Video Chat - AllThingsD
・Windows Phone will be No. 2 smartphone OS by 2015 according to Gartner, IDC - BGR
・KDDIのWindows Phone「IS12T」、発表当初より前倒しで8月25日に発売
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