iPhone 5の目玉機能か - 新たな音声コマンド「アシスタント」が話題に (編集担当メモ)
2011.09.27
Updated by WirelessWire News編集部 on September 27, 2011, 08:56 am JST
2011.09.27
Updated by WirelessWire News編集部 on September 27, 2011, 08:56 am JST
アップル(Apple)からまもなく発表・発売が見込まれる「iPhone 5」には、「iOS 5」で実装予定の多数の新機能が盛り込まれるとされているが、そんななかでも音声認識技術を利用した「アシスタント」(Assistant)という機能が一番の目玉になりそうだという話を、複数のアップル系ブログが伝えている。
この「アシスタント」機能は、昨年アップルがシリ(Siri)という新興企業を買収して以来、搭載の可能性が話題になっていたもので、動作には強力なハードウェア -- A5デュアルコア・プロセッサに、1GBのRAM--が必要とされると、9to5Macは記している。
iPhoneにはすでに「音声コントロール 」(Voice Control)というボイス・コマンド機能が搭載されているが、それとくらべて「アシスタント」はかなり幅広い用途に利用できるため、「アシスタントには、iPhoneの使い方を根本から変えてしまう可能性がある」("It has the potential to fundamentally change the way we interact with the iPhone altogether.")とこの話題に触れたVentureBeatは記している。
9to5Macでは「アシスタント」でできる使い方の例として、音声コマンドによるスケジュール作成ならびにリマインダー設定、地図およびGPS機能と連動した道案内--「ステープルズ・センターにはどう行けばいい?」("how do I get to Staples Center?")と訊くと、GPSで現在地を特定し、そこから目的地までの道順を地図に表示する--、SMSまたはiMessageの音声による送信(送信前にメッセージを読み上げて内容確認する機能有り)、曲単位での音楽の再生などを挙げている。
9to5Macによると、この「アシスタント」には「カンバセーション・ビュー」("conversation view")という表示モードがあり、ユーザーが話しかけた内容に対応する質問などを読み上げるという。同ブログが記す例では、たとえばユーザーが「マークさんと打ち合わせ」という予定を音声で入れると、iPhone側では内容確認の読み上げをした後、「マークさんのどの電子メールアドレスに通知しますか(仕事用ですか、それとも個人用のほうにしますか)」と質問を返してくるという。この質問はiPhone側で読み上げられるほか、画面上にもスレッド表示されるようになっており、それに答えてユーザーがメッセージを送るメールアドレスを指定すると、相手への打ち合わせ依頼のメールが送信されるが、その際にはユーザーが自分のスケジュール状況を確認できるようカレンダーの表示も可能になるという。
このほか、TUAWでは、アシスタント関連のリマインダー・アプリの機能の1つとして、GPSと連動した通知機能にも触れている。こちらは、たとえば「次にホール・フード・マーケットに行ったとき、ビタミンDを買う」と設定しておくと、実際にその店舗に出かけた際にiPhone 5が知らせてくれるものになるという。
なお、iPhone 5のハードウェア仕様については、前述のA5デュアルコア・プロセッサ、1GBのメモリ、800万画素の内蔵カメラなどのほか、クアルコム(Qualcomm)製のデュアルモード対応チップ(Gobi Basebandチップセット)が搭載され、GSM/CDMAのいずれのネットワークにも対応するとTUAWでは記している。
【参照情報】
・The new iPhone... - 9to5Mac
・Rumor: Next iPhone to feature powerful Assistant, 1 GB of RAM (Updated) - TUAW
・iPhone 5′s killer feature: powerful Assistant voice commands - VentureBeat
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