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8月の携帯出荷にスマホ効果、夏枯れなしの前年比約150%増

2011.10.12

Updated by Naohisa Iwamoto on October 12, 2011, 17:47 pm JST

電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2011年8月の移動電話の国内出荷実績を発表した。それによると、8月は前年比149.5%と大幅な増加を見せ、4カ月ぶりに対前年で増加に転じた7月に続いて、2カ月連続の対前年比増となった。

▼8月の移動電話出荷実績
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移動電話全体では305万3000台の出荷となり、3カ月連続で300万台の大台に乗せた。内訳は、携帯電話が291万7000台で前年同月比149.1%の増加、公衆用PHSが13万6000台で前年比159.8%の増加というものだ。8月は出荷が例年伸びず、2010年は204万2000台と低い出荷水準だったこともあり、大きな対前年の伸びを示した。

JEITAでは各社のスマートフォンのラインアップが出そろったことから、携帯電話の好調な出荷が続いていると分析している。携帯電話のうち、ワンセグ対応製品は203万台で前年比151.4%。ワンセグ搭載率は69.6%だった。

PHSは、13カ月連続のプラスとなった。「だれとでも定額」などの新しい料金プランがユーザーに支持されていることから出荷の伸びが続いているとしている。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。