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携帯通信端末からのウェブトラフィック、全体の6.8%に - 米8月(コムスコア調査)

2011.10.12

Updated by WirelessWire News編集部 on October 12, 2011, 10:27 am JST

米調査会社コムスコア(comScore)が10日、8月に実施したデジタルコンテンツの利用に関する調査の結果をまとめたレポートを発表した。「Digital Omnivores: How Tablets, Smartphones and Connected Devices are Changing U.S. Digital Media Consumption Habits.」というタイトルのこのレポートによると、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末によるウェブトラフィックが全体の6.8%に達し、またタブレット端末だけをみると、iPadが97.2%を占めていたという。

同レポートでは、iOSプラットフォーム別に端末の「インストールベース」と「トラフィック」(ブラウザーのページビュー)の2種類のシェアを発表しているが、前者についてはiOS 43.1%、Android 34.1%、RIM 15.4%、その他7.8%となっている。また後者については、iOS 58.5%、Android 31.9%、RIM 5.0%、その他4.6%と、iOS端末ユーザーの利用の多さが目立つ。

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[出典:comScore]

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[出典:comScore]

また同レポートでは主要なポイントとして次の点を挙げている。

  • 世界中で携帯電話機からのトラフィックの増加が目立っており、タブレットについては増加の兆しがみえる。
  • 米国ではスマートフォンからのウェブ接続のうちWi-Fi経由が約3分の1に(前回から3%増加)
  • メールやメッセージングサービス以外の「モバイルメディア」(ウェブブラウズ、アプリ、コンテンツのダウンロード、など)を利用するユーザーの割合が、米国ではモバイル端末利用者の半数に上っている。
  • タブレットのなかではiPadからトラフィックが圧倒的
  • 米国のタブレット・ユーザーの中心は、いわゆる「アーリー・アダプター」に分類される高所得の若年男性。
  • タブレット・ユーザーの約半数が、タブレット端末経由での商品購入を経験
  • タブレット・ユーザーの5人に3人が、タブレット端末からニュースを閲覧
  • タブレット・ユーザーの5人に3人が、タブレット端末からSNSなどを更新

なお、この話題を採り上げたSplatFでは、「モバイル端末からのトラフィックはまだ全体の6.8%に過ぎず、タブレットからのものは全体から見れば2%ほどに過ぎない。ただし、オリジナルiPad投入から1年半が経過していることを考え合わせると97%という数字はたいしたもの」と述べ、さらに「自分のウェブサイトへのアクセス状況(9月)をみると、約5%がiPadからとなっている」と付け加えている。

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[出典:SplatF]

また、「今後はアマゾンのKidle FireをはじめとするAndroidタブレットの割合が増えるだろう」とした上で、「長期的には、販売台数以上に利用状況のほうが重要だ」と同ブログでは指摘している。

【参照情報】
Smartphones and Tablets Drive Nearly 7 Percent of Total U.S. Digital Traffic - comScore
iPad's dominance of tablet usage, even 1.5 years later, is astounding - SplatF
Measured by Internet use, iPad has no competition -

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