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iPhone 4S、世界各地で発売に - 「第1週だけで400万台販売」との予想も

2011.10.17

Updated by WirelessWire News編集部 on October 17, 2011, 13:55 pm JST

アップルの「iPhone 4S」が10月14日に世界各地で発売されたが、早くも記録的な販売台数を予想する声が聞かれる一方、米国では予約分の配送に関して問題が発生したという話も伝えられている。

アップルでは前モデルの「iPhone 4」を2010年に売り出した際、第1週の週末(金土日)だけで170万台を販売。それに対して、今回のiPhone 4S発売では前回を上回る「200万〜300万台」を予想するアナリストが多く、なかにはヤンキーグループのアナリスト、カール・ハウ(Carl Howe)氏のように「最大で400万台」を見込む者もいるとBloombergは伝えている。

アップルは米国時間10日に、7日に受付を開始した予約注文の台数が24時間で100万台を超えたと発表していた。

iPhone 4Sは14日に、オーストラリア、日本、ドイツ、フランス、英国、米国、カナダで発売となり、各地のアップルストアや同製品を取り扱う携帯通信事業者の店舗で行列ができたが、今回から同端末の取り扱いを開始した米スプリント・ネクステル(Sprint Nextel: 以下スプリント)では、発売日の正午までに同社の1日の販売台数記録を塗り替えたと発表。また2007年のオリジナルモデル以来iPhoneを扱ってきているAT&Tでも、初日のアクティベーション数がこれまでの記録の2倍になったという。

米国では今回から、携帯通信事業者大手3社がそろってiPhoneを扱うことになったが、AT&Tとベライゾンがスプリントを大きく上回るとする見方がアナリストの間では優勢だという。たとえば、UBSのアナリスト、ジョン・ハドゥリック(John Hodlic)氏は、第4四半期の各社のiPhoneアクティベーション数について、スプリントが120万台、AT&Tは430万台、ベライゾンは450万台と予想しているという。また2012年に関しても、スプリントの520万台に対し、AT&Tは1400万台、ベライゾンは1200万台になると同氏は予想している。

なお、米国ではAT&T加入者の一部で、予約注文時に14日到着予定となっていた商品が届かず、カスタマーセンターに問い合わせたところ「2〜3週間待ち」となっていることがわかったという例や、何の説明もなく予約注文がキャンセルされていたという例もあったとBGRブログは伝えている。

【参照情報 】
Apple May Sell 4 Million IPhone 4S Versions This Weekend as Crowds Gather - Bloomberg
Sprint Jumps Into iPhone Frenzy - WSJ
Sprint confirms 'best ever day of sales' thanks to iPhone 4, iPhone 4S - BGR
AT&T announces record iPhone activations - BGR
AT&T subscribers complain of delayed, canceled iPhone 4S pre-orders - BGR
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