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iPhone買え控えがブレーキに - ベライゾン、AT&Tの第3四半期決算

2011.10.24

Updated by WirelessWire News編集部 on October 24, 2011, 08:52 am JST

米携帯通信最大手のベライゾンが21日に、また第2位のAT&Tが20日に第3四半期の決算を発表。携帯電話市場が飽和するなかで、いずれもアップル「iPhone」の新機種発売を前にした買い控えなどが影響し、ベライゾンでは新規契約者数が、またAT&Tでは全体の売上が、それぞれアナリストらの予想を下回る結果となった。

まずベライゾン(Verizon Communications)は、固定回線も合わせた全体の売上が279億ドル(前年同期比5.4%増)となったが、そのうち携帯通信部門ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)は177億ドルで前年同期比9.1%増となるいっぽう、固定回線事業は同1.3%減の101億ドルとなった。

利益については、前年同期の6億95000万ドル(一株あたり23セント)から同期は13億8000万ドル(一株あたり49セント)へと増加。また一部の項目を除いた一株あたりの利益は56セントで、Bloombergの集計したアナリスト予想55セントをわずかに上回った。

同社が昨年12月に提供を開始して以来、力を入れてきているLTEサービスについては同期中の加入者が140万件を記録、そのいっぽうで新型iPhoneの発売を待つ加入者の買え控えなどが影響し、新規加入者の数は88万2000件とアナリスト予想の104万件を下回る結果に終わった。なお、前年同期の新規加入者は58万4000件だった。iPhoneの新規契約台数は200万台で、既存契約者による買い換えが全体の80%を占め、残り20%が他の携帯通信事業者から乗り換えた顧客によるものだったという。なお、ベライゾンでは発売当日に初期割当分が売り切れ、現在は入荷待ちの状態になっているという。

いっぽう、AT&Tでは固定回線事業も含んだ全体の売上が315億ドル(前年同期比0.3%減)でアナリスト予想の316億ドルをわずかに下回り、利益は36億2000万ドル(一株あたり61セント)とアナリスト予想と並ぶ結果になった。

携帯通信部門では、同期に31万9000件の新規加入者を獲得し、アナリスト予想の29万4000件を上回ったものの、前年同期の33万1000件には届かなかった。iPhoneの新規契約台数は270万台で、前四半期の360万台から減少。ただし、AT&Tでは10月14日に発売された「iPhone 4S」について18日までに100万件以上を登録したと発表していた。また同期にはスマートフォン契約数のほぼ半分が、Android搭載端末などiPhone以外の機種になったという。

なお、AT&Tでは、iPhoneの新機種発売にともなって、新たに無料で提供(2年契約が条件)されることになった「iPhone 3GS」を契約する加入者がほかのどの機種よりも多く、現在は在庫切れの状態になっているという。

【参照情報】
Verizon Profit Doubles on Smartphones; User Gains Fall Short - Bloomberg
Verizon subscribers miss Street, investors shrug - Reuters
Slowing iPhone Demand Hits Profit at AT&T - New York Times
AT&T Third-Quarter Sales Miss Analysts' Estimates on Slowing IPhone Demand - Bloomberg
AT&T mobile revenues stall - FT
http://www.bgr.com/2011/10/21/tremendous-demand-for-free-iphone-3gs-att-ceo-says/ - BGR

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