マイクロソフト、Android関連の新たなライセンス契約を締結
2011.10.24
Updated by WirelessWire News編集部 on October 24, 2011, 09:39 am JST
2011.10.24
Updated by WirelessWire News編集部 on October 24, 2011, 09:39 am JST
マイクロソフト(Microsoft)は米国時間23日、Android搭載のスマートフォンやタブレット端末の製造を請け負う台湾コンパル(Compal/仁宝電脳)とライセンス契約を締結したと発表した。
[出典:Microsoft TechNet]
マイクロソフトは、今回の契約締結により、現在市販されているAndroid搭載端末の半数について、ライセンス料を得られることとなったという。同社は、他社ブランドの端末を製造するODMのうち、Quanta(クアンタ、 2011年の第2四半期時点での市場シェア25%)、コンパル(同16%)、Wistron(ウィストロン、14%)の3社とライセンス契約を締結済みで、この結果市場の55%をカバーしたと述べている。
[出典:Microsoft TechNet]
また自社ブランドのAndroid搭載端末を製造するOEMについても、すでにHTC(同29%)、サムスン(Samsung、同23%)をはじめとする各社とライセンス契約を締結しており、市場の53%をカバーしているという。
[出典:Microsoft TechNet]
今回の契約は、マイクロソフトにとってAndroid関連で10件目のライセンス契約となる。この10件のうち9件は、この4か月以内に締結されたものだが、Neowinでは強力な特許ポートフォリオを所有するとされるモトローラ(Motorola)買収をもってしても、現時点ではグーグル(Google)がマイクロソフトを止めることができていないと指摘している。
【参照情報】
・Microsoft's New Patent Agreement with Compal: A New Milestone for Our Android Licensing Program - Microsoft TechNet
・Half of all Android devices have entered into patent agreements with Microsoft - Neowin
・Patents emerge as significant tech strategy - Seattle Times
・サムスン、Android端末関連のライセンス料支払いでマイクロソフトと合意
・Android端末が売れると、マイクロソフトが儲かる - 「HTCから1台につき5ドル」とアナリスト
・マイクロソフト、Android搭載スマートフォンをめぐってモトローラを提訴
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