グーグル、「Google TV」アップデート版をリリース - 新UIなどで仕切り直し
2011.10.31
Updated by WirelessWire News編集部 on October 31, 2011, 12:09 pm JST
2011.10.31
Updated by WirelessWire News編集部 on October 31, 2011, 12:09 pm JST
グーグル(Google)は米国時間28日、同社が開発を手掛けるインターネットテレビ「Google TV」のアップデート版をリリースした。このアップデート版は、まずソニー製品向けに出され、つづいてロジクール(Logitech)製のデバイスでも利用可能になるという。
約1年前にリリースされた「Google TV」だが、ユーザーからの評判は「リモコンの操作性が悪い」「操作が複雑」といった否定的な声が中心だった。そのため、同システム搭載のセットボックスを発売したロジクールでは、当初249ドルに設定していた価格を99ドルへ値下げすることを余儀なくされるなど、全体として成功とはいえない状態が続いていた。
グーグルの開発チームでは、今回のアップデートに、そうしたユーザーからのフィードバックに応えたものになっているとし、「シンプルなインターフェイス」「すぐれたコンテンツをより簡単に探せる機能」「改良されたYouTubeのインターフェイス」「より多くのアプリへのアクセス」の4点を特徴として挙げている。またGigaOMでも「あっと驚くような」機能は追加されていないが、「Google TVが最初から提供すべきであったもの」がきちんと盛り込まれたと評価している。
いっぽうNew York TimesのBitsでは、今回のアップデートでも米大手テレビ局3社--ABC、NBC、CBSからのコンテンツ提供が見送られたと記している。なお同ブログによると、来年にはサムスン(Samsung)やビジオ(Vizio)からも、Google TV対応テレビが発売される予定だという。
【参照情報】
・An Update on Google TV - Google
・Google Tries Again With Google TV - Bits (NYTimes)
・Google TV relaunches with Android Market (video) - GigaOM
・前途多難 - グーグル、「Google TV」対応製品の発表延期をメーカー各社に要請
・ソニーが「Google TV」対応のインターネット・テレビを発表
・グーグル、Google TVを今年秋に米国で提供開始へ - 2011年には全世界でも
・にわかに現実味を帯びてきた「アップルのテレビ市場本格参入」説(編集担当メモ)
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