Android端末、全世界で50%台に - 第3四半期スマートフォン販売台数シェア(ガートナー調べ)
2011.11.16
Updated by WirelessWire News編集部 on November 16, 2011, 11:20 am JST
2011.11.16
Updated by WirelessWire News編集部 on November 16, 2011, 11:20 am JST
米市場調査会社のガートナー(Gartner)は15日、2011年第3四半期の携帯電話端末販売台数をまとめたレポートを発表したが、それによると同期中に全世界で販売された携帯電話端末の台数は前年同期比5.6%増の約4億4000万台となり、またスマートフォンは同42%増の1億1500万台になったという。
同期の市場成長率は、携帯電話端末全体でも、スマートフォンのみでも前年同期から鈍化。ガートナーによれば、西欧や米国の市場で顕著な需要の後退があったほか、南米、中東、アフリカなどでも増加率の低下傾向がみられたという。この原因について同社アナリストのロベルタ・コッツァ(Roverta Cozza)氏は、第4四半期に発売される新端末を待つ動きや、欧州経済の先行きに対する不安感が挙げている。
いっぽう、中国やロシアでは引き続き市場が急拡大していることから、ガートナーでは2012年通年の世界市場での成長率が携帯電話機全体で11%、スマートフォンでは50%に達すると予想している。
第3四半期のスマートフォンOS別販売台数では、グーグル(Google)のAndroidが52.5%でトップ、続いてノキア(Nokia)のSymbian OS(16.9%)、アップル(Apple)のiOS(15%)、RIMのBlackBerry OS(11%)となった。
[出典:Gartner]
また、メーカー別のスマートフォン販売台数では、サムスン(Samsung)が2400万台で首位、2位ノキア(1950万台)、3位アップル(1700万台)、4位RIM(1270万台)、5位HTC(1200万台)の順になっている。アップルの首位陥落については「iPhone 4S」の発売を前に消費者が買い控えをしたためと考えられており、次の四半期での巻き返しが予想される。
いっぽう、携帯電話機全体では首位ノキアが約1億535万台を販売して23.9%のシェアを押さえ、2位には約7861万台を売ったサムスン(シェア17.8%)が入っている。
[出典:Gartner]
【参照情報】
・Gartner Says Sales of Mobile Devices Grew 5.6 Percent in Third Quarter of 2011; Smartphone Sales Increased 42 Percent - Gartner
・Google's Android Tops 50% of Smartphone Sales - Bloomberg
・Cellphone market growth dives in third quarter: Gartner - Reuters
・Samsung becomes biggest smartphone vendor as Android's market share grows - Computerworld
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