サムスン、独市場向けに「Galaxy Tab 10.1N」発表 - デザイン変更で仕切り直し
2011.11.17
Updated by WirelessWire News編集部 on November 17, 2011, 10:41 am JST
2011.11.17
Updated by WirelessWire News編集部 on November 17, 2011, 10:41 am JST
サムスンのAndroidタブレット「Galaxy Tab 10.1」がアップル(Apple)のiPadに酷似しているとしてドイツでの販売差し止め命令が下されていた問題で、サムスン(Samsung)は同製品のデザインに変更を加えた改善版「Galaxy Tab 10.1N」を発表。年末商戦に向けドイツ市場に投入する見通しという。
[出典:AllThingsD]
この新しいデザインでは、オリジナルモデルよりも目立つ金属製のフレーム(ベゼル)が採用されている。 オリジナルモデルでは、本体全面の端から端までを覆う液晶が採用されていた。"edge-to-edge"と呼ばれるその手法はアップルのデザインの重要な要素であるだけに、今回の改善版では、液晶画面の上にはみ出すフレームで差別化をはかったとみられる。
ただし、変更点はほぼこのフレームのみであり、この端末をもってドイツの裁判所の判断を覆すことができるかはわからないという指摘も一部のブログなどでみられる。
なおサムスンは、オランダでも、同社製のスマートフォンで使用されている技術--写真表示の方法に関するものなどがアップルの所有する特許権の侵害にあたるとの判決を受けて、これを回避するために変更を加えた修正版を発表していた。
【参照情報】
・Samsung's Galaxy Tab 10.1N: an attempt to design around Apple's German design ban? - The Verge
・Samsung Galaxy Tab 10.1N: The "N" Stands For "Neener Neener" - AllThingsD
・Samsung modified and relaunched Galaxy Tab 10.1 in Germany, may steer clear of design right infringement - Foss Patents
・米判事:「Galaxy Tabはアップルの特許侵害」 - 販売差し止め発令には至らず
・豪法廷「Galaxy Tab 10.1」販売差し止め判定の影響について(編集担当メモ)
・サムスン、蘭で「修正版」Galaxyスマートフォンを投入へ - アップルの特許侵害を回避
・独法廷、サムスンに「Galaxy Tab 10.1」販売の仮差し止め命令 - アップルとの特許紛争で
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