2011年4Qの国内携帯出荷はアップルが26.6%で首位に、スマホ比率は65%へ
2012.03.08
Updated by Naohisa Iwamoto on March 8, 2012, 19:31 pm JST
2012.03.08
Updated by Naohisa Iwamoto on March 8, 2012, 19:31 pm JST
IDC Japanは2012年3月8日、2011年の第4四半期と2011年通年の国内携帯電話市場の出荷台数の統計を発表した。第4四半期のベンダー別シェアでは、iPhone 4Sが好調のアップルが初の首位に立った。スマートフォン出荷比率は第4四半期には64.7%に達し、スマホ時代の到来を明確に示している。
2011年第4四半期の国内出荷台数は前年同期比で15.2%増となる1065万台で、通年では前年比5.0%の増の3796万台となった。第3四半期と第4四半期は続けて1000万台を超える出荷。出荷のうちのスマートフォン比率は第4四半期には64.7%に達し、スマートフォン需要の急拡大が、引き続きのプラス成長を牽引している。
ベンダー別のシェアでは、第4四半期だけでみるとアップルが26.6%を占めて国内市場で初めて首位に立った。2位は富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(富士通東芝)の18.3%で、スマートフォンのARROWSシリーズの好調な販売がシェアに反映された。3位は前期トップのシャープで15.7%、4位は京セラで9.8%の、5位はパナソニック モバイルコミュニケーションズ(パナソニック)で8.8%だった。
通年で見るとベンダー別シェアは、シャープが20.1%で首位。富士通東芝が18.8%で2位、アップルが14.2%で3位となり、パナソニック(10.0%)、京セラ(9.7%)と続く。年の後半になるに従って、iPhone 4SがソフトバンクモバイルとKDDIから発売されたアップルの急伸と、ARROWSの堅調な出荷に阻まれて、シャープのシェアが下がった格好だ。
【報道発表資料】
・2011年第4四半期および2011年国内携帯電話市場規模を発表
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