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アップルとサムスンが痛み分け - 独法廷、2件の訴訟で両社の訴えを棄却

2012.03.06

Updated by WirelessWire News編集部 on March 6, 2012, 08:57 am JST

アップル(Apple)とサムスン(Samsung)の両社が、それぞれの特許権侵害を理由に互いを訴えていた2件の裁判で、ドイツの裁判所は現地時間2日、両社の訴えを棄却した。

このうち1件目の訴訟は、サムスン製スマートフォンで使用されているスライド式ロック解除方法が焦点となっていた。アップルは、画面上で指をスライドさせてロックを解除するこの方法が、同社の保有する特許権の侵害にあたると主張。しかしマンハイム地方裁判所のアンドレアス・ヴォス(Andreas Voss)判事は、どの経路で指をスライドさせてもよいサムスンの方式は、指を平行にスライドさせるiOS方式とは異なるとの判断を下し、アップルの訴えを棄却した。

アップルは、スライド式ロック解除関連の対サムスン訴訟をドイツでもう1件抱えており、こちらは判決が今月16日に下される予定だという。

またヴォス判事は、自社が保有する3G/UMTS無線通信関連特許をアップルが無断で使用しているとするサムスンの訴えも退けた。サムスンは3G関連の特定の計算方法について特許権を保有しているものの、その計算結果を利用すること自体は特許権の侵害にあたらないと判断したという。

サムスンはこの判決を不服とし、カールスルーエ裁判所に控訴すると述べている。またサムスンはマンハイム裁判所で、対アップルの訴訟を4件抱えている。

なお今回問題となった3G関連特許は、「公平、妥当、非差別的」という原則にのっとったライセンス提供が求められる「必須標準特許」にあたり、このような特許権を濫用している可能性があるとしてサムスンはEU当局から調査を受けていた。またアップルは、必須標準特許権への侵害を理由に販売差し止め命令を下すべきではないと主張している。

【参照情報】
German Court Dismisses Samsung, Apple Patent Suits - Wall Street Journal
German court throws out two suits in Apple-Samsung patent spat - BGR
Mannheim court throws out third Samsung 3G lawsuit against Apple and one of two slide-to-unlock lawsuits against Samsung - Foss Patents
アップル、ドイツでモトローラに勝訴 - 画面ロックの解除方法をめぐる特許訴訟で
欧州委員会、サムスンを本格調査へ - 「FRAND」特許濫用の疑いで

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