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ユーバー、マイクロソフトから地図関連技術を買収

Uber just bought part of Microsoft's mapping tech

2015.06.30

Updated by WirelessWire News編集部 on June 30, 2015, 13:13 pm JST

配車アプリ/サービスを提供する米ユーバー(Uber)が、マイクロソフト(Microsoft)から地図関連技術の一部を買収することで両社が合意したと米国時間29日に複数の媒体が報じた。

WSJによれば、ユーバーはこの買収でマイクロソフトの「Bing」地図サービスに含まれるストリートイメージおよび3Dビュー関連技術を取得し、関連の業務に従事する約100人の従業員を採用するという。なお具体的な買収額などについては明らかになっていない。

ユーバーは現在、中国などの海外市場で配車サービスの展開を積極的に進めるいっぽう、米国内では物品の配送サービスなど新たなビジネスの実験も続けている。さらに昨年からは自動運転車の研究開発に参入する準備を進めており、最近ではノキアが売却を検討中の地図関連事業「HERE」の獲得にも意欲を示していることが伝えられていた。

マイクロソフトからの地図関連技術取得はこうした動きの一環であり、将来競合する可能性があるグーグル(Google)やアップル(Apple)、バイドゥ(Baidu)といった他社製地図技術への依存度を下げるねらいがあるとされている。

マイクロソフトは、サトヤ・ナデラ(Satya Nadella)CEOの下で事業内容の見直しが進められており、同日には米国などでの広告関連事業の縮小も発表されていた。なお米国など9つの市場ではAOLがマイクロソフトのディスプレイ広告事業などを引き継ぐことになるという。

【参照情報】
Uber Acquires Mapping Assets From Microsoft - WSJ
Uber to Acquire Mapping Technology and Know-How From Microsoft - NYTimes
Uber Acquires Part Of Bing’s Mapping Assets, Will Absorb Around 100 Microsoft Employees - TechCrunch
AOL Takes Over Majority of Microsoft’s Ad Business, Swaps Google Search For Bing - WSJ

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