非公式でも「iPhoneユーザー 1500万人」 - チャイナ・モバイルがアピール
2012.03.07
Updated by WirelessWire News編集部 on March 7, 2012, 11:57 am JST
2012.03.07
Updated by WirelessWire News編集部 on March 7, 2012, 11:57 am JST
中国最大の携帯通信事業者チャイナ・モバイル(China Mobile)が、同社と契約するiPhoneユーザーの数が1500万人に達したことを明らかにした。同社はiPhoneの取り扱いについてアップルと正式な契約を結んでおらず、そのためユーザーは音声通話やSMSは2G、ネット利用はWi-Fi経由という変則的な使い分けをしていることが以前に伝えられていた。
昨年秋に約1000万人とされていたチャイナ・モバイルのiPhoneユーザーはこの約半年間に1.5倍に増えたことになる。
中国では長らくiPhoneを独占的に扱ってきた第2位のチャイナ・ユニコム(China Unicom)に続いて、今月9日には第3位のチャイナ・テレコムもiPhone 4Sの発売を開始する。
チャイナ・モバイルは以前からアップルと交渉を続けているとされ、またアップル側でも次期iPhoneには、チャイナ・モバイルの3G(TD-SCDMA)/4G(TD-LTE)の両方にも対応するクアルコム(Qualcomm)製のマルチ・モード・チップを採用してくるのではないかとの見方も浮上してきている。
米投資銀行モルガンスタンレー(Morgan Stanley)が1月末に公表した予想によると、チャイナ・モバイルがiPhoneを正式に取り扱う事になった場合、2013年だけで最低2400万台に達する可能性があるという。
【参照情報】
・China Mobile Breaks 15 Million iPhone Users - Penn-Olson
・China Mobile reaches 15 million iPhone users, despite not selling the Apple device - TNW
・チャイナ・テレコム、CDMA版iPhone 4Sを3月発売へ
・中国でのiPhone販売台数、2013年には最大4000万台に(米投資銀行試算)
・チャイナ・モバイルとアップル、iPhoneをめぐって駆け引き- アプリ売上分配が議題に
・チャイナ・モバイル、「苦肉の策」で「iPhoneユーザー 500万人新規獲得」(編集担当メモ)
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