SiriのテレビCMは「誇大広告」 - 米のiPhoneユーザー、アップルを提訴
2012.03.13
Updated by WirelessWire News編集部 on March 13, 2012, 11:12 am JST
2012.03.13
Updated by WirelessWire News編集部 on March 13, 2012, 11:12 am JST
アップル(Apple)の「iPhone 4S」に搭載されているパーソナルアシスタント機能「Siri」について、この機能を宣伝する同社のテレビCMが誤解を招くものであるとして、米国のあるiPhoneユーザーが集団訴訟を起こしたという。
このiPhoneユーザーは、ニューヨーク在住のフランク・ファシオ(Frank Fazio)氏という男性。同氏はSiriの機能に関し、アップルのCMが「消費者に対して誤解を招くメッセージを伝えている」と主張しているという。
AllThingsDによると、原告側は「Siriの機能に関するアップルの広告は、根本的かつ意図的に誤りであり、誤解を招くもの」と主張。さらに「宣伝通りに動かない機能を搭載した4Sを、iPhone 4よりも高い値段で販売している」ことが問題だとしているという。
また、「アップルのテレビCMのなかでは、Siriを使って予定を入れたり、レストランを探したり、ギターの弾き方やネクタイの結び方を習うユーザーの姿が描かれている。Siriのアシスタント機能をつかえば、こうしたことが簡単にできるように見えるが、実情はそれとは程遠いもので・・・アップルはCM中で描かれたSiriとのやりとりが架空のものであることを開示しておらず、またユーザーはテレビCMで描かれたのと同様の反応を実際にはSiriに期待できないことを知らされていない」といった主張もみられる。
昨年11月にiPhone 4Sを購入したというファシオ氏によると、「Siriは同氏の質問の中味を理解せず、あるいは長く待たせた上に間違った答えを言う」という。
アップルは同社のウェブサイトなどでSiriがベータ版であることを示している。
【参照情報】
・Siri, Find Me a Class Action Attorney in New York - AllThingsD
・Apple Sued over 'Misleading' Advertising in Siri Depictions - MacRumors
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