新型iPadはiPad2よりも熱くなる - Consumer Reportsが検証レポート
2012.03.21
Updated by WirelessWire News編集部 on March 21, 2012, 08:50 am JST
2012.03.21
Updated by WirelessWire News編集部 on March 21, 2012, 08:50 am JST
先週末に発売されたアップル(Apple)の「新しいiPad」(第3世代)について、1世代前の「iPad2」よりも熱くなるという指摘が一部のユーザーから上がっている件について、米Consmer Reportsが調査を実施したところ、最高で華氏116度(摂氏46.6度)程度まで上昇する例が確認されたという。
Consumer Reportsの調査では、新型iPadとiPad2でそれぞれグラフィック処理の負荷が高いゲームを45分プレイした後、温度を測定。テストは充電プラグを接続したケースと、外したケースの2つの条件で行われ、また新型iPadの4G(LTE)ネットワークは切られた状態で行ったという。
この結果、新型iPad(充電プラグ接続状態)は最高で華氏116度(摂氏46.6度)まで上昇、それに対し同条件のiPad2は37.8度であったという。
いっぽう、オランダのテクノロジーサイト「Tweaker.net」も同様の調査を行っている。GLBenchmarkというベンチマークサイトを利用したこの調査では、新型iPadは33.6度、iPad2は28.3度と5.3度の差が出たという結果が出ている。
GigaOMでは、この違いについてグラフィックプロセッサの差やLTEチップ、ディスプレイの違いなどが要因ではないかと予想している。
アップルではこの件に関し、動作温度の範囲内であるとしており、問題があればアップルケアに連絡するよう促しているという。
ちなみにConsumer Reportsの調査担当者は「最高温度のときは持っているととても温かいと感じたが、しばらく持っている分には特に不快を感じるほどではなかった」と記している。
【参照情報】
・Our test finds new iPad hits 116 degrees while running games - ConsumerReports.org
・MyiPadIsWarmToTheTouchGate: Consumer Reports Sounds Off on Hot iPad Issue - AllThingsD
・Why the new iPad is so hot (literally) - GigaOM
・Apple's Chilly Response to iPad Heat Complaints - AllThingsD
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