ソフトバンクが60万超、携帯3社で130万の大幅純増--3月の契約数
2012.04.06
Updated by Naohisa Iwamoto on April 6, 2012, 17:03 pm JST
2012.04.06
Updated by Naohisa Iwamoto on April 6, 2012, 17:03 pm JST
電気通信事業者協会(TCA)は2012年4月6日、2012年3月末の事業者別契約数を発表した。活発な春商戦を反映して各社とも軒並み大きな純増の数値を記録。とりわけ新しいiPadが加わったソフトバンクモバイルは、同社の過去最高を上回る60万超の純増となった。
▼事業者別契約数(2012年03月末現在)|社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
携帯電話事業者のうち、数値を公表していないイー・アクセスを除いた3事業者の契約数合計は、前月比1.1%の増加となる1億2418万7600となった。3社合計の純増は129万3000となり、イー・アクセスを除いた3社で比較すると前年同期の124万2600を上回った。
事業者の純増はソフトバンクモバイルが60万3000と同社の記録となる数値で首位、KDDIが43万7300、NTTドコモが25万2700という順だった。NTTドコモは3月末に第2世代携帯電話の「mova」のサービスを終了しており、movaのPDC方式で2月末から34万4900の純減があった。FOMAやXiへの移行しなかった解約分があり、純増の数値を大きく伸ばすことができなかった。Xiは44万8100の純増と順調に推移し、累計も222万5000に達した。
PHSは、ウィルコムが13万1500と大きな純増を記録。累計契約数も455万6400と450万契約を超えるところまで復活させた。ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)は、3月の数値からソフトバンクグループでAXGP方式のサービスを提供するWireless City Planning(WCP)の数値が加わった。ソフトバンクモバイルがMVNOで「SoftBank 4G」としてサ2月24日からービスを提供、3月末の契約数は3万700だった。UQコミュニケーションズは21万4800と大きな伸びを見せ、累計契約数も226万5700に達した。
【報道発表資料】
・2012年03月末現在 事業者別契約数
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