米携帯通信市場、長期契約者数が初の減少へ - 第1四半期(アナリスト予測)
2012.04.13
Updated by WirelessWire News編集部 on April 13, 2012, 09:37 am JST
2012.04.13
Updated by WirelessWire News編集部 on April 13, 2012, 09:37 am JST
米投資銀行のジェフリーズ&カンパニー(Jefferies & Company)が発表した2012年第1四半期の米携帯電話市場についての予測レポートによると、同期には長期契約の加入者数が、はじめて減少に転じる可能性があるという。
同社のアナリスト、トーマス・セイツ(Thomas Seitz)氏はこれについて、新型iPhoneの発売で加入者が大きく増えた2011年10-12月期の反動が出て、1-3月期の新規加入者数は前期を大きく下回りそうだとしているという。
通信事業者別では、ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)やAT&Tではわずかに加入者が増えたものの、スプリント・ネクステル(Sprint Nextel)では減少となり、これらを合わせると長期契約の加入者はマイナスとなる見込み。またプリペイド加入者の伸びも鈍化したという。
ただし、売上金額については、スマートフォン加入者の増加や通信料金の引き上げなどが理由で若干増加の見込み。それでも、携帯電話市場全体の飽和や、スマートフォン普及率の上昇、さらには音声通話やSMSの売上減少もあり、通信事業者にとっては事業成長のペース鈍化のリスクが高まっているという。
【参照情報】
・Cellphone Unit Sales in First Quarter Were "Weakest in Years" - AllThingsD
・Jefferies: Q1 could be 'weakest in years' for U.S. wireless carriers - Fierce Wireless
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