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幻の「グーグル携帯端末」が明らかに - グーグル、月額10ドルのデータ通信を構想

2012.04.26

Updated by WirelessWire News編集部 on April 26, 2012, 10:04 am JST

知的財産をめぐるオラクル(Oracle)とグーグル(Google)との訴訟で、米国時間25日、グーグルが2006年の時点で描いていた携帯端末の構想が、証拠の一部として公開された。

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今回グーグルが公開したのは、初めてAndroid端末「T-Mobile G1」が世に出る2年前の2006年11月に、同社がT-モバイル(T-Mobile USA)に提携を申し入れた際に提示したプレゼンテーション資料。この資料では、グーグルが各種サービスとハードウェアを提供し、SIMカードはT-モバイルのものを使用すると説明されている。

同社はこの資料のなかで、「われわれは、(検索サービスなどで)インターネットユーザーの経験に革命を起こしたように、モバイル経験を変革できると信じている」と述べるとともに、グーグルとの提携を通じてT-モバイルがデータ通信に高額を支払う顧客を低コストで獲得できるとしている。また同社は2006年の時点で、自社の手数料取り分を放棄することで無制限データプランの月額費用を9.99ドルにおさえたい考えを示していたが、実際に発売された端末では無制限データプランは35ドルであった。

なおハードウェアの仕様については、ARM9(動作速度200MHz)かそれ以上の性能を持つプロセッサを使用し、メモリーは64MBのRAMおよびROM、それに2メガピクセルのカメラ、ディスプレイはQVGA以上のサイズのTFT液晶画面、入力方式はタッチスクリーンではなく、キーボード式となっている。

【参照情報】
This was the original 'Google Phone' presented in 2006 - The Verge
Google's original phone surfaces in court - CNET
Google vs Oracle bits: Original Google Phone, Android revs, and $10 data plan - 9 to 5 Google
オラクル、グーグルの特許裁判 - 審理3日目に、両CEOが証言
オラクルvsグーグルのJava-Android特許訴訟、いよいよ山場に

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