サムスン、「Galaxy S III」発表 - 4.8インチ画面、4コア・プロセッサ、Android 4.0搭載
2012.05.04
Updated by WirelessWire News編集部 on May 4, 2012, 11:19 am JST
2012.05.04
Updated by WirelessWire News編集部 on May 4, 2012, 11:19 am JST
サムスン(Samsung)が欧州時間3日、待望の新型スマートフォン「Galaxy S III」を発表。今月中の欧州を皮切りに各国の市場に順次投入していくという。
[発表会の模様]
「Galaxy S III」の仕様は、OSがAndroid 4.0で、クァドコア・プロセッサー(Exynos 4 Quad)、4.8インチのスーパーAMOLEDディスプレイ(720pのHD動画に対応)、800万画素の背面カメラならびに190万画素の前面カメラ、内蔵メモリー容量が16GBまたは32GB(64GB版も投入を予定)、Bluetooth 4.0、Wi-Fi (802.11n) NFCなどにそれぞれ対応。サイズは136.6 x 70.6 x 8.6mm。
対応する通信方式については、まず最初に発売になるグローバルモデルがHSPA+(21Mbps)で、LTE対応版も夏以降に投入される予定とWSJは記している。
[TV CM-「人間のために設計」("Designed for humans.")]
「Galaxy S III」では「Galaxy Nexus」と同様、音声認識、顔認識機能が搭載され、また前面カメラを使ったアイトラッキング(視線追跡)機能により、たとえば動画視聴中には自動ロック機能がかからないようになるという。
さまざまなモデルを取り揃えるというやり方で、1-3月期にスマートフォンの出荷台数で首位の座に返り咲いたサムスンにとって、フラッグシップ・モデルの「Galaxy S」はとくに重要な製品。とりわけアップル(Apple)「iPhone 4S」や今年秋に登場が噂される後継モデルと「直接対決」することになるGalaxy S IIIが、今年スマートフォンだけで2億台以上の出荷を見込むサムスンの製品中でももっとも大きな注目を集めるものとなろう。
なお、1-3月期の出荷台数はサムスンが4450万台に対し、アップルが3510万台(Strategy Analytics調べ)。またサムスンの好調を牽引する携帯通信端末関連の事業は、過去最高益となった1-3月期の約44億6000万ドルのうち、ほぼ4分の3を占めるという(WSJ)。
Galaxy S IIIの価格については未発表だが、同社モバイル事業責任者のJ. K. Shin氏は「S IIよりも高めになりそう」とWSJにコメントしている。
【参照情報】
・Samsung Galaxy S III announced: available in Europe May 29th, North America in June - The Verge
・Samsung Galaxy S III hands-on video, pictures, and preview - The Verge
・Samsung Unveils Galaxy S III to Challenge iPhone - WSJ
・Samsung's New Galaxy S Smartphone Raises Heat on Apple IPhone - Bloomberg
・Samsung set to unveil iPhone challenger - FT
・サムスン、1-3月期決算 - 売上400億ドル/利益44億ドルで過去最高更新
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