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FTCがグーグルに罰金の可能性 - Safariのプライバシーポリシー違反問題で

2012.05.07

Updated by WirelessWire News編集部 on May 7, 2012, 09:32 am UTC

グーグル(Google)がアップル(Apple)のウェブブラウザ「Safari」のプライバシーポリシーに違反しているとして問題になっていた件で、米連邦取引委員会(Federal Trade Commission:以下、FTC)がグーグルに対して罰金を課す可能性が高いとBloombergが報じている。

匿名の関係者がBloombergに語った情報によると、グーグルは現在FTCと罰金額について交渉中だが、その額が1000万ドルを超える可能性もあるという。

この問題は、今年2月にスタンフォード大学研究チームの調査によって明らかになっていたもの。Safariは、iPhone、iPad、Macといった同社製品にデフォルトで付属するブラウザだが、初期状態ではサードパーティーの発行するクッキーをブロックする設定となっている。しかし、グーグルのダブルクリック(DoubleClick)が配信する広告を掲載している米国の人気上位100サイトのうち22サイトで、Safariの初期設定を迂回するやり方でクッキーが埋め込まれる例が見つかったほか、iPhone版Safariに同様の手法でクッキーを埋め込んでいるサイトも23カ所判明したとされていた。

グーグルはこの問題について、同社のSNSサービス「Google+」用のボタンを設置する際に意図せず起こった問題であり、現在は問題のファイルを取り除いていると説明している。

グーグルは2010年にSNSサービス「Google Buzz」を開始した際、自社のプライバシーポリシーに違反しているとしてFTCの調査を受けていた。また2011年には、同社はFTCとの間で、ユーザーの個人情報取り扱いに関して、ユーザーから誤解をまねく言動はとらないとする同意判決にサインしていた。今回の罰金は、この同意判決への違反を理由に課される可能性が高いという。

なお、過去にFTCがプライバシーの問題をめぐって課した罰金の最高額は、個人の金融情報を流出させたChoicePointに対する1500万ドル。

【参照情報】
Google Said to Face Fine by U.S. Over Apple Safari Breach - Bloomberg
Google Could Be Fined $10 Million for Violating Safari's Privacy Settings - Read Write Web
Google may face massive fine from FTC for bypassing Safari privacy controls - Ars Technica
グーグルなど、ユーザー行動追跡に「Safari」の抜け道を利用 - プライバシー問題再浮上

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