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グーグル、「Chromebook」の新バージョン発表 - 新たに「Chromebox」も

2012.05.30

Updated by WirelessWire News編集部 on May 30, 2012, 10:53 am JST

グーグル(Google)は米国時間29日、同社の「Chrome OS」を搭載したサムスン(Samsung)製端末「Chromebook」の新バージョン、ならびにデスクトップ型の「Chromebox」を発表した。

Chromebookは12.1インチのPC端末で、価格は449ドルから(3G接続モデム搭載モデルは529ドルから)。いっぽう、Chromeboxはモニターやキーボードが別売りの小型PCで、価格は329ドルとなっている。両製品ともインテル(Intel)製プロセッサを採用し、4GBのRAM、ギガビット・イーサネット、デュアルバンドWi-Fiなどの機能を搭載する。

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「スピード」や「シンプルさ」を売りに昨年発売が始まったChromebookだが、今回発表となった新バージョンではソフトウェアおよびハードウェアが改良され、動作速度は初代Chromebookの約3倍となったと同社は述べている。なお起動にかかる時間は7秒だという。

このほか、複数ウィンドウへの対応、様々なフォーマットのファイルへの対応、Google Driveとの連携などの改良が加えられおり、GigaOMでは「(Chrome OS を搭載した端末が世に出てから)2年の試行錯誤を経て、やっと注目に値する製品が登場した」と評価している。

またCNETによると、グーグルはChromeboxを購入した法人向けに、150ドルの追加料金で各種サポートを提供するという。本格的なデスクトップ型PCを必要としないコールセンター、学校、図書館などの施設にとって、Chromeboxは安価な代替品として役に立つだろうと同記事は指摘している。

今月11日に発表されたグーグルの公式ブログによると、Chromebookは6月15日に、まず米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインの各国で発売され、その後他国で発売される予定だったという。ただし、29日発表のブログ記事によると、米国および英国ではすでに発売が開始されているという。

【参照情報】
Next step in the Chrome OS journey - Google
Google launches Chromebook, Chromebox & gets it right - GigaOM
Google's Chromebox: A better business play? - ZDNet
Faster Chromebooks unshackle Chrome OS: Hands-on - CNET

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