【図・グラフ】アマゾン「Kindle Fire」失速 - 関心度は1桁台に低迷
2012.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2012, 08:33 am JST
2012.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2012, 08:33 am JST
米調査会社チェンジウェイブ・リサーチ(ChangeWave Research)から、5月に米国のタブレット購入者および購入予定者に対して行われた調査の結果が5日に発表されている。
ひとつめのグラフは、「どのメーカーの製品を買う予定か」という質問に対するもの。iPadが73%と圧倒的で、Kindle Fireは2位に付けたがわずかに8%。
ふたつめはKindle Fireに対する関心度の変化を示したもの。発売時(2011年11月)には22%だったが、今年3月、そして5月と一桁台が続いている。
3番目は、タブレット購入者の満足度。iPadは最新モデル、前モデルとも満足度が比較的高く、それに対しGalaxy Tab、Kindle Fireなど他の製品は「とても満足している」と答えた回答者の割合が半数を下回っている。
4番目は、満足度を5段階に分けた結果。こちらもiPadユーザーの満足度の高さが目立つ。
5番目は、少し前に登場の噂が出ていた「iPad mini」(7インチ程度の画面サイズのもの)が出たら買いますか?という質問に対する答え。総じて関心が低いことがうかがえる。
チェンジウェイブでは、Kindle Fireへの関心度の低迷について「購入者の満足度が低いことが原因」と分析。アマゾンの知名度や価格の安さで前評判が高かっただけに、「実際に使ってみて、がっかりした」ということなのかもしれない。アマゾンがソフトウェアのアップデートでどこまでこうした不満を解消してくるのか、あるいは今後何度かのモデルチェンジを経ながら少しずつ競争力を高めていくのか、といった点が注目される。
【参照情報】
・Kindle Fire Not Exactly Burning Up U.S. Tablet Market - AllThingsD
・CHART OF THE DAY: Interest In Amazon's Kindle Fire Collapses - Business Insider
・Who Poses the Biggest Threat to the Apple iPad? - ChangeWave Research
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