グーグル、クイックオフィスを買収 - 「MS Office」互換のモバイルアプリを獲得
2012.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2012, 13:39 pm JST
2012.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2012, 13:39 pm JST
グーグル(Google)は米国時間5日、スマートフォン向けアプリを開発するクイックオフィス(Quickoffice)を買収したことを明らかにした。
クイックオフィスの製品(名称は社名と同じ「Quickoffice」)はスマートフォン上で「Microsoft Office」のファイルを閲覧・編集できるアプリで、Android版のほか、iOS、webOS、Symbianのそれぞれに対応するバージョンも提供されている。
この買収について、ZDNetの「Between the Lines」ブログでは、マイクロソフトによる「Windows 8」発売に先回りする形で、モバイル分野の強化をねらった「グーグルの賢明な動き」と評価。マイクロソフトではWindows 8搭載タブレットの最大のセールスポイントとして、OSとMS Officeとの本格的な統合を前面に押し出す可能性が高いため、グーグルとしては広く普及したOfficeと互換性をもつモバイルアプリを確保することでマイクロソフトの動きに対抗できるという。
いっぽう、GigaOMでは、Qucikofficeのダウンロード数が累計で3億回にのぼっていると記している。
【参照情報】
・Google buys QuickOffice: Mobile reinforcement ahead of Windows 8 - ZDNet
・Google Acquires Quickoffice for Mobile Productivity Apps - ATD
・Google adds Quickoffice mobile productivity team to suite of talent - GigaOM
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