アマゾン、クラウド音楽配信サービスでアップル「iTunes Match」追撃へ
2012.06.18
Updated by WirelessWire News編集部 on June 18, 2012, 10:51 am JST
2012.06.18
Updated by WirelessWire News編集部 on June 18, 2012, 10:51 am JST
アマゾン(Amazon)が、同社のクラウドを使った音楽配信サービスに関し、大手レコード会社4社とライセンス契約を結んだとことが明らかになった。これにより、アマゾンでもアップルの「iTunes Match」と同様のサービスが提供できることになる。
アマゾンは昨年3月、ユーザーがクラウド上に保存した自分の楽曲ファイルをインターネット経由で聴けるようにするサービスを開始。ただし、一部の大手レコード会社との契約なしで開始されたことから、当初はユーザーが自分の手でアマゾンのサーバーに楽曲ファイルをアップロードする必要などがあるなど使い勝手の悪さが指摘されていた。
▼Amazon Cloud Drive: Learn More
アマゾンは今回、このクラウド音楽サービスについて、ユニバーサル、ソニー、EMI、ワーナーの4社とライセンス契約を締結。これにより、ユーザーがローカルマシン内に保存した楽曲のライブラリーをスキャンし、サーバー上の音楽とマッチさせて提供することが可能になるという。
アマゾンは新たな機能を米国で今年7月には追加する予定。これは無料版と有料版の両方で提供されると見られており、iOS、AndroidOSの両プラットフォームで利用できる見込みだという。
今回のアマゾンのサービスは、アップル(Apple)が年間24.99ドルで提供している「iTunes Match」と同様のもの。アップルは昨年の時点で大手4社とライセンス契約を結んでいた。いっぽう、グーグル(Google)が提供する「Google Music」も大手レコード会社らと交渉中であるとされているが、合意には至っていない。
【参照情報】
・Amazon Said To Start Apple Cloud Music Challenger In July - Bloomberg
・Amazon's music cloud is licensed by all top labels - CNET
・Amazon's cloud music service licensed by all major labels, says CNET - The Verge
・アマゾン、メディア・ロッカーサービス「Cloud Drive」を発表 - 「見切り発車」に批判の声も
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