LG電子、タブレット開発を休止 - スマートフォン開発に専念
2012.06.20
Updated by WirelessWire News編集部 on June 20, 2012, 11:18 am JST
2012.06.20
Updated by WirelessWire News編集部 on June 20, 2012, 11:18 am JST
世界第4位の携帯電話端末メーカーであるLG電子が、今後しばらくはタブレット端末の新規開発を見合わせ、スマートフォン事業に専念する意向を明らかにした。同社広報担当者の話として、Bloombergが19日に伝えた。
LGは今年に入って、Androidタブレットの第2弾となる「Optimus Pad LTE」を発表し、サムスン(Samsung)などと競合していた。しかし、アップル(Apple)の「iPad」が6割を超えるシェアを押さえるタブレット市場では、Android陣営から投入された高スペックモデルが軒並み苦戦を強いられ、低価格の「Kindle Fire」で一時は気を吐いていたアマゾン(Amazon)でも今年春頃から勢いに陰りが見え始めたとされていた。こうしたことから、携帯電話分野でアップルに出荷台数で抜かれたLGではスマートフォン事業の梃子入れが急務と判断した模様。
また、マイクロソフト(Microsoft)が18日に発表したWindowsタブレット「Surface」について、LGでは「現時点でフォーカスしている製品と競合するものにはならない」との見方を示したという。なお、Windows Phone OS搭載端末については、LGは開発の可能性もあると含みを残しているという。
【参照情報】
・LG To Sideline Tablet Development To Focus On Smaller Devices - Bloomberg
・LG puts tablets on hold, focusing on smartphones - Phone Areana
・LG: Surface? Meh. Tablets now 'on back burner' for us - CNET
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