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アップル、次期iTunesのアップデートは過去最大の変更に(Bloomberg報道)

2012.06.29

Updated by WirelessWire News編集部 on June 29, 2012, 12:40 pm JST

アップル(Apple)が、同社のデジタルコンテンツストア「iTunes」について、年内に予定する次のアップデートでは、2003年の登場以来最も大きな変更を加える可能性があると、Bloombergが米国時間28日に伝えている。

Bloombergは関係者の話として、iTunesはこのアップデートで、「iCloud」のファイルストレージサービスとの統合が図られるほか、音楽を友人と共有する新たな機能などが追加されるという。詳細な情報は明かされていないが、ユーザーは異なるアップル端末で自分の音楽や動画、ダウンロードしたアプリなどへのシームレスなアクセスや管理が可能になるという。また、友人との共有機能は、ユーザーが新たに音楽を発見することをねらいとしたもので、音楽ストリーミングサービス「Spotify」の人気機能にも似たようなものになるという。同記事中では、ユーザーが友人から送信された曲を無料で聞けるよう、アップルが大手レコード会社らと交渉を続けているという関係者の話も紹介されている。

アップルのiTunesは、2012年の第2四半期だけでも19億ドルの売上を記録したほか、取り扱いアプリの数は65万種類と、グーグルAndoid Storeの60万種類を上回り、さらに有料アプリの購入数や音楽のDL数など、現時点では様々な点で競合各社のサービスを大きく上回っている。

しかし、グーグル(Google)はAndroidOS向けのアプリや各種デジタルメディアコンテンツを取り扱う「Android Market」を「Google Play」にリニューアルし、直近の「Google I/O」カンファレンスでも新たなコンテンツや対応端末を発表するなどで追撃態勢を固めており、アマゾンやマイクロソフトまで含めた大手テクノロジー企業間の争いが今後ますます激しくなる可能性がある。

【参照情報】
Apple Said to Prepare ITunes Changes to Improve Sharing - Bloomberg
Why Apple has to iCloud-ify the next version of iTunes - GigaOM
Thank God: iTunes Set for Major Overhaul - ATD
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