4人に1人が「裸写真をケータイで送った経験有り」- 米10代の"Sexting"実態調査(編集担当メモ)
2012.07.03
Updated by WirelessWire News編集部 on July 3, 2012, 12:31 pm JST
2012.07.03
Updated by WirelessWire News編集部 on July 3, 2012, 12:31 pm JST
基本的に堅めの経済・時事ニュースサイトのはずなのに、「なんでこんな話が・・・」という話題を目にすることがある。たいていは「柔らかいネタ」でーーメディア関係者のなかには「箸休め」と呼んだりする人もいるーー、それがアクセスランキングの上位にきていたりすることもめずらしくはないから、やはり読者の「ウケ」もいいのだろう。Bloombergのサイトで見つけた次の話もそんな類のニュースのひとつ。
米国のテキサス州で7つの高校に在籍する10代(14〜19歳)の男女948人を対象に行った調査で、「Sexting」ー携帯電話のテキストメッセージ(SMS)をつかってイチャつく行為が広く行われていることが明らかになったという。具体的には、
こうした相関関係が見つかったこともあり、この調査を率いたテキサス大学医学部の研究者は「親たちはこの問題について子供らと話をすべき」などとReutersにコメントしている。またBloombergの記事にはウィスコンシン大学のある専門家の「テキスティングは10代の子供たちにとってとても大切なもの。(だからこそ)その使い方に関する啓蒙や防止の手段などについて考えたい」というコメントが紹介されている。
こうしたコメントなどの背景には、ケータイを利用したこれらの行動を「若者の無分別」から生じたもの・・・とする「良識ある大人たち」のしかめっ面も浮かんでくるように感じてしまう。だが、分別のない大人も世の中には当然いるもので、たとえば1年ほど前には、2013年に予定されるニューヨーク市長選挙ーーマイケル・ブルームバーグ現市長の後継者争いで最有力候補とみられていたアンソニー・ワイナー(Anthony Weiner)なる民主党議員が、FacebookやTwitterで知り合った複数の女性に自分の写真を送りつけていたことが発覚、結局議員辞職に追い込まれた、というスキャンダルもあった(ちなみにワイナー元議員は当時47歳)。
いずれにしても、米国の10代の若者が「朝から晩までテキストメッセージ(SMS)を使ってお喋りしている」という調査の結果をお伝えしたのはもう2年以上も前のこと。「年頃の子供を抱える親にはこのtexting料金支払いの負担もちょっとしたもの」という話を聞いた覚えがある。その後のスマートフォンの普及や、無料で使えるチャットアプリの人気などを考えると少しはこのおサイフの負担も軽くなったかしれないが、今回の調査結果でまた新たな頭痛のタネが出てきたと感じる親も少なくないかもしれない。
【参照情報】
・Nude Photo 'Sexts' Sent by One in Four Teens, Study Finds - Bloomberg
・More than one in four teens have "sexted" - Reuters
・Nearly 1 in 3 Teens Sext, Study Says. Is This Cause for Worry? - Time
・One in four teens has sent a 'sext' - Washington Post
・Weiner resigns after sexting scandal - CNN
・朝から晩まで"テキスト"している米国の若者 - 10代のケータイ利用動向調査
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