コムスコア・ジャパンは2012年8月21日、日本の携帯電話利用者の最新状況を分析した調査結果を公表した。これによると、2012年6月までの3カ月の平均データで、国内のスマートフォンユーザーは2400万人を超え、全携帯電話におけるスマートフォンの浸透率も23.5%に達した。
2011年12月までの3カ月平均のデータでは、スマートフォンユーザーは1690万人で、浸透率は16.6%だった。それから半年でスマートフォンユーザーは2400万人を超え、43%の大きな増加を示している。スマートフォンのプラットフォーム別のシェアは、グーグルのAndroidが1位で64.1%、アップルのiOSが2位で32.3%、3位にはマイクロソフトが3.2%で入った。Androidは3カ月前の調査よりも1.9ポイント上昇、逆にiOSは1.4ポイントの減少となった。
スマートフォン、非スマートフォンの双方を含めた13際以上の携帯電話利用者スは1億270万人。携帯電話全体でのメーカー別シェアは、シャープが22.6%で首位をキープし、パナソニック(13.6%)、富士通(11.8%)、NEC(8.9%)、ソニー(7.9%)と続いた。
コムスコア・ジャパンでは、日本のスマートフォン普及率は直近6カ月で毎月約7%と高い伸びを示している一方、英国やスペインのような浸透率が50%を超える国に比べると、その半分程度の浸透率に過ぎず、今後の普及のペースを見極めることが重要だとしている。
【報道発表資料】
・日本のスマホ利用動向:4人にひとりはスマホユーザーに
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