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東京メトロ半蔵門線や副都心線も携帯エリアに、京成はauのWi-Fiに対応

2012.12.13

Updated by Naohisa Iwamoto on December 13, 2012, 19:45 pm JST

首都圏の鉄道や地下鉄で、モバイル通信サービスが使いやすくなる動きが急速に進展している。2012年12月13日には、東京メトロの半蔵門線や副都心線における携帯電話サービスの提供と、京成電鉄のスカイライナー車内などでの公衆無線LANサービスの提供に関するニュースがあった。

東京メトロの携帯電話サービスエリア進展は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社が共同で発表したもの。今回、はじめてエリア化されるのが半蔵門線と副都心線。半蔵門線は三越前駅~押上駅の区間、副都心線は雑司が谷駅~渋谷駅の区間で、それぞれトンネル内での携帯電話サービスを開始する。また、すでに一部区間でサービスを提供している丸ノ内線も、池袋駅~茗荷谷駅、東京駅~霞ヶ関駅、中野新橋駅~方南町駅の3区間でサービスを提供する。サービス開始は2012年12月20日の正午である。丸ノ内線は、今回のエリア拡大で、池袋駅~淡路町駅、東京駅~赤坂見附駅、新中野駅~荻窪駅と支線の中野新橋駅~方南町駅の4区間がサービスエリアとなった。

一方、京成電鉄における公衆無線LANサービスの提供は、KDDI、UQコミュニケーションズ 、ワイヤ・アンド・ワイヤレスとの共同発表。UQコミュニケーションズが提供するWiMAXサービスをバックホール(参考情報)回線として、公衆無線LANアクセスポイントを設置してサービスを提供する。サービスが使えるようになるのは、スカイライナー (AE形)の 車内と、京成線の60駅。利用できるようになるのは、KDDIの「au Wi-Fi SPOT」、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「Wi2 300」で、サービス開始は2012年12月21日を予定している。スカイライナーはモーニングライナーやイブニングライナーでも利用できるほか、今後はスカイライナー以外の一般車両でも2013年度以降に順次導入を進めるとしている。

【報道発表資料】
東京メトロ一部路線における携帯電話のサービスエリア拡大について(NTTドコモ)
スカイライナー車内及び一部駅で公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」「Wi2 300」を導入(KDDI)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。