AT&T、第2四半期決算 - 携帯通信事業の売上、前年比5.7%増の173億ドルに
2013.07.24
Updated by WirelessWire News編集部 on July 24, 2013, 12:54 pm JST
2013.07.24
Updated by WirelessWire News編集部 on July 24, 2013, 12:54 pm JST
AT&Tが米国時間23日に第2四半期の決算を発表。同期の売上は321億ドル(前年同期比1.6%増)、利益は38億ドル、一株あたり利益は67セントとなり、売上はアナリスト予想(Bloomberg集計)の318億ドルを上回ったものの、利益は予想の68セントにわずかに届かなかった。
携帯通信部門では、売上が前年同期比5.7%増の173億ドルとなったほか、ポストペイド契約者の増加件数は55万1000件と前年同期の32万件から大幅増加、アナリスト予想の49万9000件を上回った。またこの増加分のうち39万8000件がタブレットユーザーを占めたとThe Vergeでは指摘している。なお先に発表されていたベライゾン・ワイアレス(Verizon Wirelss)の同期の増加件数は94万1000件。
同期中に販売されたスマートフォンの台数は4-6月期としては過去最高となる680万台、ただしメーカーごとの内訳などは明らかにされていない(同社では、Android端末の販売台数が過去最高を記録、iPhoneの販売台数も前年同期を上回ったとしている)。Bloombergでは、AT&Tが同期中にスマートフォン代金の割引を積極的に進めたことが販売台数の増加につながった反面、そのことが利益を圧迫する結果になったと指摘。同期の粗利率は42.4%(前年同期は45.8%)で、アナリスト予想の43.4%に届かなかった。また顧客一件あたりの売上(ARPU)は月額66ドル12セントで、アナリスト予想の65ドル76セントを上回った。
ポストペイド契約者全体に占めるスマートフォン利用者の割合が同期には73%となり、前年同期から16%増加。また複数の回線でデータ量を共有できる「Mobile Share」料金プランの加入者は全体の18%(約1300万件)と、前四半期の1000万件からから大幅増加。さらに従量制課金の料金プランに加入する顧客の割合も7割(前年は62%、前々年は45%)を超えたとThe Vergeは記している。
【参照情報】
・AT&T adds 551,000 postpaid wireless customers, sells 6.8 million smartphones in Q2 2013 - The Verge
・AT&T Profit Falls Shy of Estimates as Discounts Hurt Margins - Bloomberg
・AT&T: $32 Billion in Revenue, 6.8 Million Smartphones Including Record Number of Androids - AllThingsD
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら