「Moto X」が発表に - 米国では携帯通信事業者5社が取り扱いへ
2013.08.02
Updated by WirelessWire News編集部 on August 2, 2013, 10:53 am JST
2013.08.02
Updated by WirelessWire News編集部 on August 2, 2013, 10:53 am JST
モトローラ(Motorola Mobility)が米国時間1日、同社のスマートフォン最新機種「Moto X」(正式名称は「X8 Mobile Computing System」)を発表。親会社グーグル(Google)の意思が色濃く反映された同製品は、使い勝手やカスタマイズ性の高さを主な訴求点とするいっぽう、バッテリー駆動時間の長さを優先してプロセッサや液晶画面などにはミドルスペックのコンポーネントが採用されている。また価格設定は、競合する他のハイエンド・スマートフォンと同じ199ドル〜(携帯通信事業者との2年契約が条件)であることから、この激戦区で「Moto X」がどこまで健闘できるかといった点にも注目が集まっているようだ。
Moto XはAndroid ver. 4.2.2で動作し、主なハードウェアのスペックは、プロセッサがQualcomm Snapdragon S4 Pro、スクリーンが4.7インチのAMOLED液晶画面(1280x720ピクセル、316ppi)、前面・背面のカメラ(それぞれ1080p)、2GBのRAM、2200mAhのバッテリー(駆動時間は最長24時間)などとなっている。NFCにも対応し、SIMカードはナノSIM。
取り扱い携帯通信事業者については、米国ではベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)、AT&T、スプリント(Sprint)、T-モバイル(T-Mobile)、USセルラー(US Cellular)の5社が発売する。ただし、Moto X最大のセールスポイントともいえる本体カラーなどのカスタマイズは、いまのところAT&Tバージョンでのみ可能だという。このカスタマイズについては、あわせて504パターンの組み合わせがあり、ユーザーは専用の注文ページから背面や全面、電源ボタン、ボリュームボタンなどの色を指定できるほか、端末に好きな文字を刻むことも可能。いっぽう、他の通信事業者から端末を購入した場合、色は黒か白のどちらかとなる。モトローラでは年内に他の通信事業者でもカスタマイズが可能となるとしているという。
また特定の通信事業者によるSIMロックがかかっていない「Google Play」バージョンの投入予定もあるという。同バージョンの製品は米国ではAT&TとT-モバイルで利用可能になる予定。Moto Xの価格は、通信事業者と契約して購入した場合、16GBモデルが199.99ドルから、32GBモデルの価格はAT&T版が249.99ドル。
【参照情報】
・Google's Motorola Unveils Moto X Phone to Revive Business - Bloomberg
・This is the Moto X. Can it save Motorola? - The Verge
http://www.theverge.com/2013/8/1/4578890/this-is-the-moto-x/in/4255797
・Moto X finally official: Motorola X8, 4.7-inch 720p AMOLED, custom finishes, assembled in the USA from $199 Mobile - Engadget
・Moto X coming to all major US carriers, but AT&T nabs exclusive on color options - The Verge
・A 'Google Play' version of the Moto X is coming soon - The Verge
・Moto X vs. the world: spec sheet smackdown - The Verge
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