「Ubuntu Edge」製品化に向けたクラウドファンディングが終了 - 目標額に届かず
2013.08.23
Updated by WirelessWire News編集部 on August 23, 2013, 12:11 pm JST
2013.08.23
Updated by WirelessWire News編集部 on August 23, 2013, 12:11 pm JST
Linuxディストリビューションの「Ubuntu」開発を支援する英カノニカル(Canonical)が先月から行っていたスマートフォン端末「Ubuntu Edge」製品化に向けたクラウドファンディングが米国時間21日に、目標額に達しないまま終了した。
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Ubuntu Edgeは、デュアルOS対応(モバイル版Ubuntu OSおよびAndroid OS)で、128GBのメモリを内蔵、モニターとキーボードに接続することでPCとしても使える点などが注目を集めていたハイエンドの製品。カノニカルは、クラウドファンディングを通じて3200万ドルの資金調達を目指していたが、最終的に集まったのは1280万ドルほどで、目標を大きく下回る結果となった。同キャンペーンは、最初の24時間で340万ドルを集めたものの、その後支援者数が伸び悩んでいた(なお最終的な支援者数は2万7000人だったという)。
なお、1280万ドルという金額は、クラウドファンディングサイトのIndiegogoでは過去最高額で、ペブル(Pebble)のスマートウォッチ・プロジェクトで集まった
1030万ドルも上回った。
カノニカル創業者のマーク・シャトルワース(Mark Shuttleworth)氏は、「今回のキャンペーンは、Ubuntu OSにとって大きな勝利」とし、「資金調達キャンペーンを通じて集めた支持や注目は、2014年にリリースされる他のUbuntuスマートフォンにとって大きな後押しとなるだろう」とindiegogoのページ上で述べているいう。
【参照情報】
・Ubuntu Edge smartphone misses its crowdfunding goal by over $19 million - The Verge
・Ubuntu Edge Falls Short of Goal - WSJ
・Canonical's Ubuntu Edge crowdfunding dream is over. So what's next for Ubuntu mobile? - GigaOM
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