チャイナ・モバイルのLTE網構築、中国ベンダーが半分以上を受注(Reuters報道)
2013.08.26
Updated by WirelessWire News編集部 on August 26, 2013, 14:28 pm JST
2013.08.26
Updated by WirelessWire News編集部 on August 26, 2013, 14:28 pm JST
携帯通信サービス加入者数で世界最大のチャイナ・モバイル(China Mobile)で、TD-LTE網展開に向けた動きが進んでいるが、このネットワーク構築に関して、ファーウェイとZTEの受注量が半分以上に達したなどとする話をReutersが伝えている。
Reutersでは関係者の話として、チャイナ・モバイルではすでにこの関連で200億元(約32億ドル)程度の入札を済ませ、ファーウェイ(Huawei)とZTEがそれぞれ全体の約25%を、またエリクソン(Ericsson)、アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)、NSNが約10%を受注したと記している。また、今年の設備投資予定額1902億元(約310億ドル)のうち、まだ約3分の2が残っているという。
チャイナ・モバイルはLTE網構築に向け、今年約20万カ所の基地局設置を予定。また中国政府による正式なゴーサインも今年中に出される見通しだという。
なおチャイナ・モバイルによるiPhone取り扱い開始について、アップルが9月に発表するとみられる次期iPhone(「iPhone 5S」)ならびに廉価版の「iPhone 5C」でTD-LTE対応してくれば、いよいよ両社の取引が実現する可能性が高いなどとReutersでは記している。
【参照情報】
・Huawei, ZTE win bulk of China Mobile's $3 billion 4G bonanza: sources - Reuters
・Foreign firms marginalised as China Mobile hands out 4G contracts - IT Pro Portal
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら