アップル、直営店舗でのiPhone下取りサービスを9月にも開始か
2013.08.27
Updated by WirelessWire News編集部 on August 27, 2013, 11:50 am JST
2013.08.27
Updated by WirelessWire News編集部 on August 27, 2013, 11:50 am JST
アップル(Apple)が、iPhoneユーザーの新機種への買い換えと直営店舗Apple Storeのプロモーションを目的に、自社での下取り実施を検討しているという話が6月にBloombergで報じられていたが、このiPhone下取りプログラム開始に向けた準備が大詰めを迎えていると、9to5 Macブログが報じている。
同ブログによると、米国のApple Storeではこの下取りプログラム開始に向けた店舗スタッフ向けの大規模なトレーニングが今週中にも予定されているという。またこのトレーニングを遅くとも9月第1週までに受けるようスタッフに通達が出されているとし、9月後半(一節には20日金曜日)の発売を見込まれる新型iPhoneのリリースにあわせたものとする見方を示している。ただし一部には、アップルがiPhone 5の在庫減らしを狙って、新型iPhoneの投入以前に同プログラムを始める可能性もあるとの見方もあるという。
日本と同様、米国でも以前からiPhoneの下取りを行うサービスが存在しているが、最近では大手小売りチェーンのベストバイ(Best Buy)などにも同様の取り組みが拡がっているという。
この話に触れたTechCrunchでは、一部のApple Store店舗で下取りプログラムのパイロットテストがすでに行われているとしており、その具体的中身などを記している。これによると、下取り価格はiPhone 4もしくは同4S(16GB版)で120〜200ドル、またコンディションの良いiPhone 5(16GB)では250ドル程度の値がつく場合もあるものの、全体としてはサードパーティの業者にくらべて若干安い金額になるという。ただし、いまだに長期契約が前提でも新規購入時の一時払い金(iPhone 16GBの場合などで199ドル)の商習慣が一部で残っている米国では、旧機種を下取りに出すことで、無料で新機種に乗り換えられるように見えることから、旧機種を持ってApple Storeに行くだけで比較的面倒な手続きなしに、新しい機種を持って帰れるというサービスには一定の効果が期待できる。
なお、アップル自体が新機種への買い換えを前提とした下取りサービスに乗り出すことで、中古iPhoneの買い取り価格や再販時の販売価格の相場がどう影響を受けるかなどは気になるところだがそうした点に触れた記事は見つからなかった。
【参照情報】
・Apple planning to launch iPhone trade-in program in September - 9to5 Mac
・Apple iPhone trade-in program could debut with next iPhone in September - GigaOM
・Apple's iPhone Trade-in Program Is Already Being Piloted, Here's How It Works - TechCrunch
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