マイクロソフト、フォースクエアへの出資を検討(Bloomberg報道)
2013.08.30
Updated by WirelessWire News編集部 on August 30, 2013, 13:28 pm JST
2013.08.30
Updated by WirelessWire News編集部 on August 30, 2013, 13:28 pm JST
ロケーション関連(チェックイン)サービスのベンチャー企業フォースクエア(Foursquare)が、マイクロソフト(Microsoft)など複数の大手企業と増資に関する交渉を進めていると、Bloombergなどが報じている。具体的な金額などは明らかになっていないが、フォースクエアが最近投入した広告商品が期待を上回る成果を上げており、収益化への見通しが立ち始めたことなど背景にあるようだ。
フォースクエアはユーザーの位置情報に焦点を当てたソーシャル・ネットワーキング・サービス。ユーザーは自分が訪れたレストランや店舗などのロケーション情報を友人とシェアすることができる。
長らく収益化の方法を模索していたフォースクエアは、昨年の売上がわずか200万ドルと目標を下回り、今年4月には借入や転換社債発行を通じて4100万ドルを調達。2011年には6億ドルとかなり高い評価額がついていたことから、これを上回る額での増資は困難との判断が働いたとみられる。
だが、同社が先月にリリースした新広告商品ーー特定の店舗や施設にチェックインしたユーザーをターゲットにした広告の効果が高いことがわかり、同社の予想より3倍も多い売上をもたらしていることから、フォースクエア幹部は「われわれのビジネスモデル(の有効性)が証明済みと考えている」などとBloombergにコメントしている。
マイクロソフトはすでにフォースクエアの情報を自社の検索サービスBingに取り込んでおり、またWindowsタブレット向けに最適化されたFoursquareアプリもリリースされているという。
なお、フォースクエアは現地時間29日、同社のアプリの新バージョンをAndroidのみを対象にリリースすることを明らかにした。数ヵ月後にはiOSにも対応するという。
【参照情報】
・Foursquare Said in Talks for Strategic Investment - Bloomberg
・Microsoft Is Said to Be in Talks to Invest in Foursquare - Bloomberg
・Microsoft may invest in social-media maven Foursquare: Report - ZDNet
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