Android OS次期バージョンの愛称は「KitKat」に - グーグルとネスレがコラボ
2013.09.04
Updated by WirelessWire News編集部 on September 4, 2013, 10:02 am JST
2013.09.04
Updated by WirelessWire News編集部 on September 4, 2013, 10:02 am JST
Android OSの次期バージョン「Android 4.4」の名称が「KitKat」になると、グーグル(Google)でAndroidおよびChrome部門を統括するサンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏が米国時間3日に明らかにした。
これまでAndroid OSの各バージョンの名称は、「アイスクリームサンドイッチ」などデザートを意味する一般名詞が採用されてきた。「KitKat」のような商標が採用されるのは今回が初めて。「KitKat」の商標権を所有するネスレ(Nestle)とグーグルとの間ではこの商標利用に関わる金銭のやりとりは発生しないという。
BBCによると、Androidの次期バージョンはこれまでグーグル社内で「Key Lime Pie」のコードネームで呼ばれてきていた。ただし「キーライムパイの味を実際に知っている人は少ない」などとする声も上がっていた。そこでAndroid開発チームのメンバーがよく夜食にしていた「KitKat」が代替案として浮上、昨年11月にはグーグル担当者がネスレに接触し、その後今年2月のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)で合意に至ったという。
今回の提携を受けて、ネスレはAndroidのマスコットをかたどったチョコレートバーを5000万本以上製造し、日本を含む19か国の店頭に並べることも計画しているという。また両社は、特別なKitKatを購入すると「Nexus 7」やGoogle Playで利用できるクレジットが当たるキャンペーンも実施するという。
[Android KITKAT 4.4 -- The future of confectionery]
(Androidと競合するスマートフォン・メーカーを風刺した動画)
【参照情報】
・Android KitKat unveiled in Google surprise move - BBC
・Android KitKat is the next version of Google's mobile operating system - The Verge
・KitKat mocks Apple with Android 4.4 parody video - The Verge
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