サムスン、スマートウォッチ「Galaxy Gear」を発表 - 299ドルで今月末から発売
2013.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2013, 11:12 am JST
2013.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2013, 11:12 am JST
サムスンが5日、ベルリンで開催中の「IFA 2013」トレードショーのなかで、スマートウォッチ「Galaxy Gear」を発表(同社はニューヨークでも発表イベントを開催)。これまでさまざまな情報が飛び交っていたこのウェアラブル端末の正体がついに明らかになったと複数の媒体が伝えている。
[WSJ]
Galaxy Gearの価格は米国で299ドル。発売日は、一部の国では9月25日、米国や日本では10月以降になる予定。
Galaxy Gearは重さが74グラムで、1.63インチの「Super AMOLED」ディスプレイ(解像度320×320ピクセル)、800MHzのシングルコア「Exynos」プロセッサ、512MBのメモリ、4GBのストレージなどを搭載するほか、1.9メガピクセルのカメラ、スピーカーや2つのマイクを内蔵し、6つのカラーバリエーションが用意される。
Galaxy GearはBluetooth LE経由でスマートフォンと組み合わせて利用することになるが、いまのところ同製品に対応するのは同時に発表された「Galaxy Note 3」「Galaxy Note 10.1」の2種類のみ。「Galaxy Note 2」「Galaxy S4」「Galaxy S3」についてはAndroid ver. 4.3へのアップデート後に対応することになるという。
同製品は、スマートフォン経由での通話機能や万歩計などの基本的な機能を予め搭載するほか、「Pocket」「Path」「Evernote」「RunKeeper」「S Voice」「eBay」など、発表時点で70種類以上のアプリ&サービスと連携。これらのアプリについてはサムスンの「Galaxy Gear Manager」アプリからインストールすることになるという。
[WSJ]
なおこの話題に触れたThe Vergeでは、Galaxy Gearを試した印象として、内蔵カメラの画質などを評価するいっぽう、内蔵バッテリー(315mAh)の制約からくる駆動時間の短さ(サムスンの公称では約1日)や、動作速度(反応)の遅さ、タッチ式UIが操作しにくい点、そして値段の高さ(とくに対応するサムスン製モバイル端末と合わせた場合の)を難点としてあげている。また別の記事では、「確かにウェアラブル端末には違いないが、よい腕時計の要件を満たしてはいない」として、カラー液晶の日向での見にくさや、駆動時間の短さに言及している。
スマートウォッチ分野では、ペブル(Pebble)などの新興企業から投入された製品が一部で高い人気を集めている。いっぽう、アップル(Apple)やグーグル(Google)などでもそれぞれ開発中とする噂が浮上している。
Bloombergでは調査会社ジュピター・リサーチ(Jupiter Research)の予測として、Galaxy Gearやグーグル(Goolge)の「Glass」などを含めたウェアラブル端末の販売台数が今年の1500万台から2017年には7000万台まで増加すると記している。
[WSJ]
【参照情報】
・Samsung's Galaxy Gear is a smartwatch like no other - The Verge
・Samsung's Galaxy Gear isn't really a smartwatch - The Verge
・Here are 12 featured apps that you can install on your Samsung Galaxy Gear smartwatch - TNW
・Samsung $299 Galaxy Gear Tests Demand for Smart Watches - Bloomberg
・Samsung Unveils Galaxy Gear Smartwatch - WSJ
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