クアルコム、Mirasolディスプレイ搭載のスマートウォッチ「Toq」を発表
2013.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2013, 14:21 pm JST
2013.09.05
Updated by WirelessWire News編集部 on September 5, 2013, 14:21 pm JST
チップメーカー大手の米クアルコム(Qualcomm)がスマートウォッチ「Toq」を発表した。価格は300〜350ドル程度になる見込みで、今年第4四半期に米国で発売されるという。
Toqの最大の特徴はクアルコムが開発を続ける「Mirasol」ディスプレイ。「Mirasol」の技術は、Eインクのような省電力性と太陽光の下でも見やすいカラーディスプレイの表示能力を両立するものとされている。Engadgetによると、Toqのバッテリー駆動時間(待機時間)は3〜5日で、同日発表になったサムスン「Galaxy Gear」(Super AMOLEDディスプレイ採用)の約1日に比べてはるかに長いという。充電はWiPower LE規格の非接触式で、付属する充電スタンド兼用のケースを使えば本体とBluetooth接続のイヤホンを同時に充電可能だという。
Toqは、Android スマートフォン(ver. 4.0.3以降が必要)と連携し、通話やテキストメッセージの読み上げ、株価や天気予報の表示、リマインダーなどの通知、音楽の再生コントロールなどが可能。操作はタッチ式ディスプレイで行うが、アプリの設定などは連携するスマートフォンから行うことになるという。
AllThingsDでは、「Toq」の製造台数は多くて数万台程度とするクアルコム幹部の話を紹介。同社では、いまのところあまり採用が進んでいないMirasolディスプレイの普及促進に向けた試みの一つとして「Toq」を開発したとしている。
[Engadget]
【参照情報】
・Qualcomm makes a timely entrance with full-featured Toq Mirasol smartwatch (hands-on video) - Engadget
・Qualcomm enters the smartwatch game with Toq - The Verge
・It Turns Out Qualcomm Is Making a Smartwatch, Too - AllThingsD
・Qualcomm to Sell 'Toq' Smart Watch to Show Off Display - Bloomberg
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