エバーノート、3Mと提携へ - Post-Itメモを色別に分類・保存するアプリなどを提供
2013.09.26
Updated by WirelessWire News編集部 on September 26, 2013, 09:34 am JST
2013.09.26
Updated by WirelessWire News編集部 on September 26, 2013, 09:34 am JST
クラウドベースのメモ保存・共有サービス/アプリを提供するエバーノート(Evernote)が、「Post-It」を製造・販売する3Mと提携することが米国時間25日に明らかになった。Evernoteアプリを使って、Post-Itに書き込んだメモなどをスマートフォンで撮影し、簡単に保存・分類できるソフトウェアなどを提供していくという。
WSJによると、両社の提携は26日に発表される予定。この提携を通じて、エバーノートはPost-Itメモを色ごとに識別・分類するソフトウェアの提供などを予定。Evernoteのユーザーがこの機能をつかって、たとえば「黄色のメモはTo Do項目」などと指定しておけば、取り込んだメモの情報が自動的に分類されるようになるという。いっぽう、3MはEvernoteのロゴ入りメモパッドの発売などを予定しており、Evernoteサービス有料版を30日間無料で試せるプロモーションも実施するという。
エバーノートのサービスは約7500万人のユーザーに利用されているが、WSJによると、同社のフィル・リビン(Phil Libin)CEOはこの提携について、「紙のばかげた利用をなくすこと」とし、デジタルのメモアプリがPost-Itのような紙のメモにとって代わることはないと説明している。
エバーノートでは、Post-Itとの提携を通じて、同サービスのアプリをより多くの人々にダウンロードしてもらうことを狙いとしており、3Mでも、現在Post-Itの中心的なユーザーとなっているワーキング・マザー層以外の人々にも同製品を訴求していきたいとしている。
なお、エバーノートはすでに人気の手帳メーカー、モレスキン(Moleskine)と提携しており、「Evernote スマートノートブック by Moleskine」という共同開発商品などがモレスキンから発売されている。
【参照情報】
・The Post-it Note Goes Digital on Evernote - WSJ
・Evernote will digitize your Post-it notes with new 3M partnership - The Verge
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